2007/1/25

風の前奏曲(’04)  アジア

ティスントーン・ウィチャイラック監督作品。タイの伝統楽器”ラナート”の、19世紀末生まれの実在した演奏家が題材のフィクション作品。ラナートは”心を癒す”という意味らしいタイ式の木琴。

主人公の晩年の病床からの回想に始まり、やや紛らわしかったけれど晩年と幼少〜若年時代の場面が交錯しながら進む。タイの湿気を孕む瑞々しい緑の風景を背景に、響く音色。若年期の彼はやや織田裕二の雰囲気も重なる濃い目、精悍な風貌。仄かな恋やライバルとの凌ぎ合い。

競演会等の壮絶な演奏バトルシーンの、駆使されるテクニックが放つ音色に合わせ周囲の木々の葉が揺れる場面等、作風は全く違うけれど邦画「オーバードライヴ」の津軽三味線バトルを思い出したり。

何度か親族の不幸にも遭いつつ、晩年、第二次大戦下で音楽にも及ぶ統制下、一音楽家として信念を貫く波乱の生涯。素朴な音色の余韻が残る珠玉作。(http://www.enjoytokyo.jp/OD009Detail.html?TITLE_ID=7786http://www.amazon.co.jp/%E9%A2%A8%E3%81%AE%E5%89%8D%E5%A5%8F%E6%9B%B2

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