2007/3/6

ゆれる(’06)  日本

やや前に見た新作DVDリリースの、昨年カンヌ出品で知って以来気にはなっていた西川美和監督作品。ある女性の吊橋での転落事故に関わる兄弟のストーリー。

やや見ていて息苦しさを感じ、前半、せっかくレンタルしたけれど最近では「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」「樹の海」等同様、何度か途中で止めようか、とも。でも、いつしか香川照之の繊細・複雑なメンタル面を持つ兄、現代青年的な弟オダギリジョーの二人に引き入れられていた。

目撃者のいない転落事故を巡り、様々な感情の交錯・葛藤の中、兄弟の証言がまさに”ゆれながら”語られる。スケールは違うけれど「羅生門」の趣が頭を掠めたりも。裁判で原告を感情的にいたぶる検察官は、兄の内面をえぐる必要上の役割は判るけれど、現実味なく不快。

その揺れ方が、ラストまでややくどい、気も。田舎の日本家屋や緑の風景の香りは、やはり女性監督河瀬直美作品が一部重なったりもして、前西川作品「蛇イチゴ」は未見ながら、河瀬作品の方が好みだけれど、何にせよ兄弟、という存在への様々な感情のほとばしりを喚起させられた、自分にとっては苦めの作品。(http://www.yureru.com/splash.html

クリックすると元のサイズで表示します
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ