2007/3/12

弓 (’05)  アジア

新作DVDリリースのキム・ギドク監督作品。清冽だった「春夏秋冬そして春」('03)の湖に浮かぶ寺、の状況に似た海の一双の船での老人と少女の物語、とのことで気になった作品。

6才から老人の船で10年を過す少女。言葉を交わさないまま表情や、少女に近づく者に対してや、束縛に対する憤りで放つ弓、で示す互いの感情。心を移す青年が現れ去りゆく少女を引き止めた老人の壮絶な行為。筋だけを追うと納得出来かねる部分もあるけれど、ある種の官能的な純愛というか恋愛ファンタジー。

船から吊らされたブランコで微笑む少女を掠めるように、老人が放つ弓占いの矢。青年の登場で二人の信頼の均衡が乱れ、弓を放つ手の動揺が、切なく象徴的。

ヒロインのハン・ヨルムはやや以前の富田靖子を思わすような面差しで、言葉なく心情を表わす風情が印象的。寡黙、粗野な純愛感情を抱く老人役の深い瞳を持つチョン・ソンファンの存在感は独特なものが。(http://www.amazon.co.jp/%E5%BC%93-%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%

クリックすると元のサイズで表示します
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ