2006/3/30

ぼくは歩いてゆく(’98)  イラン

アボルファズル・ジャリリ監督作品。検閲が厳しいイランでは、児童映画は比較的パスしやすいようですが、同監督の作品はなかなか検閲を通らず、同作品も上映禁止だとか。

同監督の「少年と砂漠のカフェ」でも、国境のカフェで働くアフガン難民の少年の日常を描いてましたが、確かにこの作品も、両親が麻薬中毒で出生届けを出さなかったので、戸籍も身分証も持たず、板金工場や絨毯工場等で色んな仕事をし、勉強できる日を願って自分にできる範囲の行動する実名もファルハードという9才の少年の、シビアな半ドキュメンタリー的作品。

演技がたどたどしい気もしましたが、途中から創作というより”ドキュメンタリー”として見ていると、この一見地味な少年の、規則や都合を言い立てる大人達にたどたどしく対応しながら、一歩一歩前向きに歩む姿勢がいとおしい感覚も。ラストに何かに向かって見せていた笑顔が印象的。

イランの現実的な子供のハードな日常を描きつつ、憐憫ではなく力強い(図太い)姿に視点を当てている・・これも、メジャーなイランのほのぼのした児童映画とは別の側面でしょうか。(http://posren.livedoor.com/detail-2172.html少年と砂漠のカフェ(’01)スプリング 春へ(’85)ダンス・オブ・ダスト(’98)トゥルー・ストーリー(’96)「ハーフェズ ペルシャの詩」

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