2006/5/15
綴り字のシーズン(’05) アメリカ
リチャード・ギア主演の新作とのことで気になっていた作品。モチーフとなるアメリカのスペリング・コンテストなる催しですが、子供にはかなりマニアック・難解な単語のスペルが問われており、特殊能力が必要とされる場のようで。
単語を覚える際、接頭語の意味を抑えておく、とかいうレベルではなく、文字の概念から少女の脳裏にスペルが浮かぶのは、映像的に神秘的ではあったものの、やや神がかり的!で怪しげな気も。練習中にもコンテストのハイライトシーンでも「オリガミ」が出されたのは少々意外。
少女の才能に入れ込む宗教学者の父、そのために密かに崩壊の道を辿る一家。ジュリエット・ビノシュが、夫と理解し合えない孤独に陥っていく妻をしっとり演じており、娘役の新人フローラ・クロスも神秘的才能を持つ大人びたムードをたたえていて(ダコタ・ファニング案もあったようですが、ダコタだとそもそも天才少女然としすぎて、このフローラの方が一見普通の少女らしさが適役だった気が)、リチャード・ギアの学者肌すぎな父とのバランスが良かった。
今回のリチャード・ギア、やや自分の世界に入り込みすぎで包容力、という魅力は余り感じられませんでしたが、やはりダンディさは相変わらず。(http://www.foxjapan.com/movies/beeseason/、チャレンジ・キッズ(’05))
1
単語を覚える際、接頭語の意味を抑えておく、とかいうレベルではなく、文字の概念から少女の脳裏にスペルが浮かぶのは、映像的に神秘的ではあったものの、やや神がかり的!で怪しげな気も。練習中にもコンテストのハイライトシーンでも「オリガミ」が出されたのは少々意外。
少女の才能に入れ込む宗教学者の父、そのために密かに崩壊の道を辿る一家。ジュリエット・ビノシュが、夫と理解し合えない孤独に陥っていく妻をしっとり演じており、娘役の新人フローラ・クロスも神秘的才能を持つ大人びたムードをたたえていて(ダコタ・ファニング案もあったようですが、ダコタだとそもそも天才少女然としすぎて、このフローラの方が一見普通の少女らしさが適役だった気が)、リチャード・ギアの学者肌すぎな父とのバランスが良かった。
今回のリチャード・ギア、やや自分の世界に入り込みすぎで包容力、という魅力は余り感じられませんでしたが、やはりダンディさは相変わらず。(http://www.foxjapan.com/movies/beeseason/、チャレンジ・キッズ(’05))


トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ
→トラックバックのより詳しい説明へ
2010/8/29 13:32
リチャード・ギア、ジュリエット・ビノシュ共演による、家族の絆を描いた感動のヒューマンドラマ。末娘の才能が開花したことにより、完璧だった家族のバランスが崩れだし、次々と家族の隠れた一面が浮かび上がってくる。監督は『ディープ・エンド』のスコット・マクギーとデ