2008/2/17

東京タワー オカンと、ボクと、時々オトン(’07)  日本

昨年公開の松岡錠司監督作品。原作は未読だけれどリリー・フランキーの自伝、家族、というものを思った折もあり、主人公が田舎から上京、後に上京の母と二人暮しの物語、ということでも見ておきたくなって先日見た作品。

明るく暮しつつ中盤から病に苦しむ母と、美術大卒、仕事を探りつつ、の主人公の気丈な日々。たしかに父のオトン、の存在は、時々、だった。幼少時父と離れ、母と恋人の逢瀬のホテルで、母の姿を館内探して走り回ったりする姿が、子供心の無意識の寂しさが出ていて健気。

オダギリ・ジョーの主人公の、留年路線の大学生活の怠惰な様子は、何気なくリアル。母役を、内田也哉子→樹木希林が演じていたけれど、その境目の所ではやはり実際の母娘、とはいえキャラクターの違い、というか、やや違和感が。

江國香織原作の黒木&岡田の都会的「東京タワー」とは、180度違う、同じ東京タワー背景でも、地に足が着いた庶民的、というのか、ただマザコン的というより、自然な絆、のようなくだりは、主人公の友人達に溶け込む母の陽気な性格とか周りの人間関係含め、破綻なく立派すぎ。にしても、ややしみじみ我が身を顧みさせられるものがあったりはしたけれど、

一昨夜発表の日本アカデミー賞で、この作品が最多の5冠、今回アカデミー外国語映画賞日本代表の「それでもボクは・・」の時も思って書いたけれど、やはり同じ主要賞だった昨年の「フラガール」の方が、作品として勢い、魅力があった、気がした。

今回放映で印象的だったのは、樹木希林が受賞スピーチで市川監督の事を話していたり、阿部サダヲが「服の色が宮沢りえさんと被ってしまった・・」とか笑いを取っていたり、過去の映像で、10年程前最優秀主演男優賞が前年の佐藤浩市→三国連太郎と父子で渡ったシーン、その回は覚えがあったけれど、先日見た「ビルマの竪琴」のその40年前の三国連太郎は、やはり若くキレがあった、とか思ったという所。見慣れない若手俳優も増えていた。

「ハーフェズ・・」はイラン作品ということもあって、スレッドからリンクしていたけれど、TBや内容編集で更新の度に、ここでの表示日時も変るようで忙しなく、当面リンクを止めスレッドへ普通のリンクに。(http://www.amazon.co.jp/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%http://www.japan-academy-prize.jp/sokuhou.html

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