2008/3/14

「愛」という言葉を口にできなかった二人のために(’07)  本・映画

沢木さんが「暮らしの手帖」に掲載していた映画コラム集。自分の見た作品の記事は読んだ。エピローグでは、日本人に限定すれば、「愛」という言葉を口にしたことのない人の方が多いと思う、と。そしてその言葉を口に出来なかった者たちの物語、として、「ブロークバック・マウンテン」「ローマの休日」「紙屋悦子の青春」を挙げていた。

あの時「愛」という言葉を口に出していたら、という痛切な思いは、男女間のみでなく、親子間等でも、と書いてあり、映画ではそういう状況が美しい物語にされたりするけれど、「愛」のフレーズに限らず、あの時、ああ言っていれば、というシーンは今更ながら重大事〜些細な事まで、形にすれば膨大な山積み、だろう。また、聞き逃すべきでない、その場での重要な言葉を留めなかった、という事もおそらくは。

逆に、あんな事を言わなければ、というのも同様だけれど、やはりどうであれ、言って後悔、より言わずに後悔、の方がしこりが残る、とは。それは公私で、何故こんな、当然の事を、あえて言わなければならないのか、という事から、自分にとって覚悟がいるような内容まで様々、自分の状況でもある種労力がいったりする作業、でも人により伝わる、伝わらないはさておき、で。

見た作品のコラムはエピローグの3作品、「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」「黙秘」「父と暮せば」「フィールド・オブ・ドリームス」「きみに読む物語」「プリティ・ウーマン」「故郷の香り」「海を飛ぶ夢」等だった。(http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E6%84%9B%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%

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