2008/3/24

愛の流刑地(’07)  日本

昨年公開の鶴橋康夫監督作品。未読だけれど原作渡辺淳一、先日放映の「化身」を見て、これもこの機に見ておこうと。中年の作家と人妻の、究極の愛追求の官能ラブストーリー。

やはり「失楽園」にも重なるテイスト、「あなたは死にたいと思う程、人を愛したことがありますか」という豊川悦司の法廷の場での、開き直り、とも取れるような科白が、まともに思えば、(純)文学の世界と現実社会のギャップの表れのようでもあり、最近では「それでもボクは・・」等でもジレンマ残った法廷シーン、法(廷)というものに、人(の心)を正確に裁く神聖な機能がある訳では、とか改めて過ぎりはしたけれど、

恋愛作品に死が絡むのは珍しくないけれど、自らの死という破滅に向かう高まりが、少なくとも相手への、「愛」と呼べるのか、そういう形が存在するとして、その純粋さをまともに美化して売り物にするのは、どうも生理的にどうなんだろう、とは。高岡早紀主演でのTV版も最初だけ見たのだったけれど、映画ではいっそもう少し、R15指定としても、やや抽象的になっても、純愛エキスに焦点の作品、でも良かった感が。

出会いの時寺嶋しのぶが読んでいた、という作家の本は「阿寒に果つ」が重なったり、渡辺ワールドの、まあ現実的打算はない、京都等舞台にした一服の恋愛ファンタジー、なのだろうけれど。貫地谷しほりが、物分り良くしっかりしすぎ、の作家の娘役だった。昨夜「Mラバ 宇多田ヒカル」録画、同時間帯「堂本兄弟」で一青窈を見かけた。(http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD9990/index.html

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