2009/1/14

銀の街から(’09、1月)  分類なし

昨日の朝日新聞第2火曜の沢木映画コラムは、昨年末公開のドイツ・トルコ合作の「そして、私たちは愛に帰る」で、ドイツとトルコに住む3組の親子、その運命が交錯していく物語のようで。

沢木さんは、この作品でペドロ・アルモドバル作品「トーク・トゥー・ハー」を連想、主人公達の遭遇の構造が似ていて、でも違うのは、「トーク・・」の登場人物がスペインに根を下ろしていたのに対し、この作品のトルコ人もドイツ人も「異邦人」、という感覚を持っていることだ、と。

「トーク・・」は未見だけれど、アルモドバドル監督は先日見た同じスペインの「あなたになら言える・・」初めイザベル・コイシェ作品等のプロデュースもしているようで、「ホルベール(帰郷)」('06)のヒロインだったペネロペ・クルスが、「エレジー」というコイシェ最新作のヒロイン、と。

この「そして、私たち・・」のトルコ系ドイツ人監督ファティ・アキン作品は、旅したトルコ舞台という興味で、音楽ドキュメンタリー「クロッシング・ザ・ブリッジ」、「太陽に恋して」「愛より強く」をDVDで見ていたけれど、いずれも「そして、・・」と同じくハンブルグ、イスタンブールが舞台だった。

イスタンブールは位置的にも、東西世界の中継地点、独特なエキゾチックなイスラム色の土地で、沢木さんも少なくとも「深夜特急」での旅で訪れていたけれど、記事では、そこにはアジアとヨーロッパを隔てるボスポラス海峡に橋が架かっていて、そのように、二つの世界で生きる「異邦人」、しかも、愛する人を奪われた者、奪った者、の間に、真の橋を架けることは可能なのだろうか、等とあって、この西も東も受け入れる、という懐ある街舞台で、根なし草的に孤独にさすらう人々の愛憎劇テイスト、かもしれない。

沢木さんと言えば、先日雑誌で見かけ昨年末に「旅する力ー深夜特急ノート」('08)が出ていて、「深夜特急」で書かれていなかったエピソード等の内容、とのことで、これは気になるし、いずれ入手を。(http://www.bitters.co.jp/ainikaeru/トルコの旅<7>〃<8>〃<9>〃<10>クロッシング・ザ・ブリッジ(’05)太陽に恋して(’00)愛より強く(’04)http://www.amazon.co.jp/%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8A%9B%

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