2008/12/23

カンパニュラの恋/ノクターン(’08)  音楽・映画(ドラマ)

「風のガーデン」のテーマ曲だった平原綾香の「ノクターン」、毎回最後に流れ、特に強く気に留めていなかったのだったけれど、最終話で日本語歌詞版の「カンパニュラの恋」が劇中、札幌のチャペルコンサートで歌われるシーンで聞いて、初めて哀愁帯びた割といい曲、と思った。

元々「ノクターン第20番 嬰ハ短調 遺作」が原曲、史香という人が英詞を付けたけれど、「カンパニュラの恋」の日本語詞は平原綾香だった、と。出だしの「Love true love・・」の部分は同じだけれど、それ以外は余り忠実に和訳した訳でもないようだった。この日本語版は、第10話で、エリカ(石田えり)の店でラジオから流れてきて、白鳥(中井貴一)が耳を傾けた、というシーンは記憶に新しいけれど、その前にも第5話で茜(平原綾香)が歌っていた、と某サイトで見かけたけれど、どうもそういうシーンは思い出せず、

自分の感想を見直してみると、第5話はモチーフの花がカンパニュラ、で、病院を去り富良野に行く決心をした白鳥が、旅立つ事を茜に告げに行った回で、これからレコーディングする、と言って「カンパニュラの恋」の譜面を見せたりしていたのだった。その後、短くてもそういうレコーディングシーンがあったかもしれない。

第2話で2人で北海道に来て、茜の部屋で、茜が白鳥に、ショパンの曲が元の曲を歌うことになった、と告げていて、その時一部聞かせて流れていたのはショパンの原曲だったと思うけれど、原曲の事で、ショパンの恋人を亡くした悲しみ、等を話していた覚えがあったけれのだけれど、

検索中、「ショパンの死後26年もの間、封印されていた遺作で、祖国ポーランド(ワルシャワ)を去る1830年に作曲された作品である。妹を若い時期に亡くしたショパンの胸のうちが投影されているかのよう。」等という記述を見かけ、恋人でなく妹の事を話していたのかもしれない。「風のガーデン」は今となって、保存録画にしておけばよかった、と。抑えたメランコリックなメロディで、病魔に冒された主人公の残された日々、という物語の大筋には似合っていたテイスト、の感が。

最終話では、ルイから白鳥の死を聞かされた茜が、悲しみと動揺を抑えながら、チャペルコンサートでピアノバックにこの曲を切々と歌う、というシーン、途中からルイが歩く夜の札幌の街の雪景色にも、割とフィットしていた。何だか何度か書いていたように、霞のような恋模様、ではあったけれど、相手の死を知った、その静かで哀しい終焉、というニュアンスだった。

カンパニュラの花は何種類かあるようで(正式名不明だけれどこれも↓)、最終話で白鳥が、ルイ(黒木メイサ)を通して、茜にと手渡した押し花は、カンパニュラ・プンクタータ・ウェディングベル、第5話では鈴蘭の大粒のような白い花だったけれど、今回淡い黄色がかって見えた。貞三(緒形拳)の花言葉は「孫娘を嫁に出す日」で、昔、蛍を採った時、その花弁の中に入れていた、という事から、日本語名は「蛍袋」だった、等と語っていた花だった。

平原綾香は女優としては、今回本職であるシンガー役だし、テーマ曲も担当、というイメージ効果とかも加わって、終わってみて無難というのか、未知数な気がした。この人のクラシック原曲の曲、と言えば、ホルストの「組曲「惑星」/木星」原曲の、スケール感ある「Jupiter」もだけれど、マイベストはやはり平原バージョンのユーミン曲「晩夏(ひとりの季節)」、この2曲辺りは、久方に聞くと一時でも心洗われる。昨夜「初恋」録画。(http://www.fujitv.co.jp/garden/index.html風のガーデン〜第5話カンパニュラ風のガーデン〜最終話ナツユキカズラSONGS 秋川雅史・平原綾香

クリックすると元のサイズで表示します
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ