と言っても実際に演奏するという話ではありません。
楽器を弾ける人は本当にうらやましいですが、私はさっぱりなので。
昨日、どこでも交わされているような冬季オリンピックの話題の中で出てきた話が発端です。
『「日本勢は苦戦続きだけど、五輪で本領発揮するような他国の選手は、実はその直前のW杯なんかじゃ三味線弾いてるだけなんじゃない?」
というような会話があったんだけど、そもそもどういうことから『三味線弾く』って言い回しが出てきたんでしょう?」』
と聞かれたんだけど、なんだかあやふやなまま終わってしまったのでした。
その場では、お互いに「三味線を弾く」=「手を抜く」というふうに認識を共有していたのですが、帰ってきて調べたら、なんと、「三味線を弾く」というのは、手抜きをするという意味ではなく、元々は「口三味線を弾く」という言い方から来たもので「相手に合わせて調子の良いことを言う、虚言妄言で相手を惑わす」等が本来の意味だということらしいのです、ペンペペペン!
なるほど、言われてみればそうだったけなあ、という気もするし、一方で、確かに手抜きという意味で使われているのも聞いているはずだと思うのです。
時折、ことわざの意味を勘違いして使っている人が多い、というような問題がマスメディアで報じられていて、「気の置けない」「他山の石」「情けは人の為ならず」などという諺、慣用句を間違えて理解している人が多いというのはむしろ良く知られているのではないでしょうか。
でも、これはそういう報道でも取り上げられていたのを見たことがなくて、しかも間違えている人がとても多そうな言い回しですね。
ぜひ、もう少し多くのサンプリングをして勘違い率を調べて欲しいところです。
何はともあれ、勉強になったということで日本代表の選手たちに感謝。

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