[飲酒]1日3合以上と全く飲まない人自殺率高い 中年男性
livedoor ニュースより。
『中年男性で自殺率が高いのは、1日3合以上お酒を飲む人と、全く飲まない人。低いのは毎日でなく、時々飲む程度の人――。名古屋市立大大学院の明智龍男助教授(精神・認知・行動医学分野)らが、こうした結果をまとめ、「英国精神医学雑誌」の1日号に発表した。』
じゃあ、ほどほどにお酒をたしなめば、自殺に追い込まれる心配はないんだな、ってなはずはありません。
統計の結果自体は、確かに自殺率が高い人の飲酒傾向を示していて両者に相関性はあるのでしょうけれど、なんだか、あたかもお酒を飲まないこと、飲みすぎることが自殺の原因であるかのような論調はおかしいですね。
この研究を行った先生からは「飲まない人でも高いのは意外だったが、自殺の危険を高めるような重い病気を持っている人が多かった可能性もある。飲まない人ではうつ病の率がやや高いとの研究もあり、これも関係するのかもしれない」と申し訳のようなコメントを頂いているようですが、むしろ、お酒を受け付けなかったり、痛飲してしまったりするような身体的・精神的状態が根底にあり、それと自殺率との関連性が強いはずだ、と考えると、納得がいく研究結果であり、適度にお酒を楽しめるような余裕だか逃げ道だかのある境遇の人が自殺することが少ないというのも当然でしょう。
近頃では、飲めないというだけで肩身が狭いということもあまりないと思いますが、私の周囲でも、別に自殺の心配はなくても、まったく飲まないという人はやはり「お堅い」という印象の方がやや多いように思います。
私自身はというと、一杯ではちょっと物足らなくてもう一杯だけ、という感じで一合以下にはなかなか収まらないかな、というくらいです。今日はビール一缶だけだったけどね

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