今日も暑い日でした。暑いなぁと思っていたら思い出しました。
2年前の暑い日、TシャツにGパン姿で、車に配達する荷物を積んでおりました。
汗をダラダラ流しながら、一通り積んで、びしょぬれになった姿で、車に乗り込みました。隣には、息子が座っておりました。
積み荷をしている段階で、エンジンはかけてありましたので、車の中はそれなりに気持ちの良い状態になっておりました。
さて、じゃ、走り出すぞ!!というその瞬間、胸が苦しくなりました。
あれ!?おかしい。なんか苦しい・・・。
そのうちに段々、胸が固まっていく感覚に襲われました。
固まる!!!石のように!!!おかしい!!
言葉が出なくなります・・・。どんどん力が抜けていく。
ハンドルに覆いかぶさるように・・・。気が遠くなっていく・・・。
痛い!!胸から上が、全く動いていない。固まる・・・・・。
息子が お父さんおかしいよ。水持ってくる!!
コップ一杯の水を持って戻ってくる。遠くなっていく気の中で、その水を飲んだ!
融けてい・・・。固まりかけた体が、潤っていく・・・・。
正気になりました。どこも、何もおかしくありません。
何だったんだ!!!??
その日の夕方、循環器系の医者へかかりました。曰く、死んでいく瞬間だったそうです。
世の中で稀にある扇風機にあたって死んでしまうのと同じだそうです。
ぬれたTシャツ姿で、車の冷房の風を直接胸に当てたのが原因で、心臓が止まる瞬間だったそうです。
たまたま、息子が持ってきた、「水」。これが奇跡的に正解だったようで、命を取り留めました。
43歳で死の淵を味わったわけです。それから私は、ニトロを持ち歩いています。
暑い空を眺めていて、ふと思い出した記憶です。
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