私は、この地域(小学校区)で10年間体育指導委員という役職を務めてまいりました。完全なボランティアですが、職責は、準公務員。文部科学省管轄らしいです。
役割としては、社会体育の観点より、地域でのレクレーションスポーツの普及、指導となります。
私の地域では、体育事業は活発で、年間9つの事業があり、延べで1000人の方々に参加してもらっています。市内でも極端に活発な地域と言えます。
年間約60日程度の日数が職務の関係で係り、負荷としては決して容易なものではないと思います。
そんな中で、2/14に市から貢献賞という感謝状をいただくことが出来ました。
本日はその体育委員会の年度最後の反省会でした。
私も、ここで、ひとつきりにさせていただき、役を降りる決意を致しました。
年齢的にはまだまだ、問題はありませんが、経験上、市内でも上から数番目の永年になってきております。常日頃から、組織においての硬直化はよくないと唱えている本人としては、良い時期だと思っております。
利害関係の全く生じない、地域住民でつくる組織は、ある意味最も難しい運営を強いられます。任意の団体でも、規則や目的があり、所属した時点で、自らの意思があることが前提での加入要件となりますが、地域ボランティアみたいなものは、決して望まずとも、回り番などで、仕方なく携わることも間々あります。そのようなメンバーで構成される組織は、簡単にはモラルは上がりません。その動機付けをいかに行えるかが、事業の全体の成功に繋がっていきます。
いろいろな会に属して勉強させていただいた自分ではありますが、正直、ここが一番勉強になった組織です。事象は人についてきます。人作りが、事業の成功を左右し、地域振興のスピードにつながり、コミュニティ開発に繋がっていきます。
私は、こんな組織に携われて本当に幸せでした。10年間の目指すところは一切ぶれる事なく邁進できたものと思っています。
自分が抜けた後は、新しい風でまた運営されていくと思います。新陳代謝なくして、成長もありません。新しい風はとても楽しみです。
10年間ありがとうございました。

0