現在の事務所の前には戦後すぐから始まった「二七市」という市が立ちます。「ふないち」と呼びますが、文字通り、2と7がつく日に市が出ます。今では、100軒を切るくらいになりましたが、多い時は、200軒あまりの店が並んでました。生鮮食料品から生活雑貨、衣料品まで、いろいろな業種の店が出ます。
私どもも、目の前が市なので、ガレージを開けて、商品を並べて、販売の活動を致しております。なかなかしっかりした商いにはなりませんが、それでも、「復興を祈ってます。」という優しい言葉を都度頂きます。
午後からテレビ局の方が見えて、よもやま話を致しておりました。撮影ということではなく、本当に業界のあれやこれやをツラツラお話していました。業界のお話は、ある意味経済を読んでいく絶好の材料かもしれません。興味深いお話がたくさんあり、久しぶりにのどかな時間を感じることができました。
いろいろな意味で、前へ進めているという実感があります。ただ、順番を間違えると取り返しがつかなくなる可能性もあります。しっかり、考えて、行動しなければなりませんね。
また、私が被災したことを知って、知り合いにお見舞いを託された方がおられます。実は、私は、直接存じ上げない方なんです。仲介された方にお話をお聞きすると、自分も以前被災して、その苦しみがよくわかるからと。それだけで、お見舞いを下さいました。本当にありがたいです。世の中は温かい。今の私はそう言い切ることができます。実感ですから。
明日からもまだまだ頑張ります。

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