☆一豊顕彰会ホームページに初アクセス、記念に歌を捧げました。
手作りの町の文化づくりを標榜して「町民ミュージカル」を上演し続けた時期があります。その中で一番印象に残っているのが
『風雲黒田城、行け!一豊くん』です。周年記念行事として町も力を注ぎ、おおぜいのみなさんがこれに応えて、すばらしい盛り上がりを見せました。
限られた予算で最大の成果をあげなければならないので、実は脚本・作詞を原稿料の要らない私が請け負いました。すばらしい作曲家に恵まれたおかげで、シロウト作品が不思議なほど生き生きとしてしまって、これまたシロウトの出演者を勇気づけたものです。
主題歌は、小さい頃のわがふるさとの情景をたどたどしくつづったものです。自分で言うのもなんですが、ひとえに曲のおかげでい〜い歌になりました。これを顕彰会HPへのアクセスのお土産にしたのです。
こんな歌です。
♪ 菜の花 黒田の里の春の色
水ぬるむ野府川
うららかな日差しをあびる 鎌倉街道
黒田の城に おぼろ月
♪ 蛍火 黒田の里の夏の色
雨上がりの明神様
妻や子の幸せ祈る 茅の輪くぐり
川面をわたる 子らの声
♪ 黄金色 黒田の里の秋の色
一面の稲穂の海
喜びの声 村を練る
♪ 家の灯り 黒田の里の冬の色
伊吹おろし吹き荒れ
父母の待つ 囲炉裏端
♪ うるわしき黒田の里よ いつの日か帰らん
なつかしき黒田の里よ 響けこの歌
我が思い わが思い はるかに
「囲炉裏端」というのはどうかと思われるでしょうけど、遊びほうけて腹が減ってガキどもが帰る先は、暖かくなくてはいけません。どうせチチハハは「あいつらは腹がへりゃあちゃんと帰ってくる」と、そう心配はしていなかったんですがね。
小牧山からわが町のほうを眺めたとき、
黄金の海の豊かさに打たれ、社会科の試験で「お米の一番たくさん取れる県は?」という問いに「愛知県!」と書いてペケくらったことを思い出します。「
村を練る」のは祭りの神輿のワッショイです。
蛍、宮田用水に群がって飛んでましたね。あたりはとにかく真っ暗だったから、よけい記憶が鮮やかです。「
輪くぐり」、今でも絶対行きます。
「
川面をわたる子らの声」…用水で泳いだんですよ。唇が紫色になるまで。
「
菜の花」…この辺は菜種を出荷していましたよ、国鉄木曽川駅経由で。貨物駅のホームに忍び込んで、南京袋に穴を開けて菜種をばらまく。下駄でツツーっと滑って遊んだんです。最後は駅員さんに追っかけられて逃げ回ったのですが…。一つ嘘があります。「
黒田の城のおぼろ月」は見たことがありません。
最後の節は、一豊夫妻が高知城で歌ってるんです。これも見たことないけど、おまけです。
自分の作った歌をずいぶん宣伝してしまったけど、歌なんて、こんな風にでも作れるものなんです。PC技術が上達したら、音入りで歌紹介というのもできるんでしょうね。
顕彰会ホームページの順調なご発展を祈ります。

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