木曽川町の秋祭り
私の小学校の頃、秋のお祭りの日は、授業は
「半どん」でした。学校が終わるや否や、祭獅子のお宿に駆けつけたものです。
ということは、町の祭礼日が統一されていたのではないかと思うのですが(黒田小学校下だけだったかもしれません)、その後
「町祭」という形はなくなり、神社の祭礼日にやるところと、直近の日曜日にやるところに分かれていくことになりました。
その中で特筆すべきは、
南黒田の6町内がそれぞれ
「創作神輿」を出し、時間を合わせて中心市街地あたりを練り歩き、途中、
宝光寺で出っくわして気勢を上げることが、年中行事になったことです。北黒田では唯一「駅前ヤング」というグループの神輿が、当初からこれに参加し、近年「内割田胡蝶会」が加わって、賑わいを増していきました。
今年は北黒田と玉ノ井が第3日曜日、南黒田、内割田が第4日曜日という風に別れ、神輿数も減ったため、宝光寺に集まったのは5台でした。しかし、さすがに勇壮さはいささかも失われず、和太鼓グループの演奏も花を添えて、おおいに盛り上がりました。
ただ最中に事故があり、ちょっと意外な幕切れになりましたが、見る人をして
「やっぱり祭りはいいなあ」と言わしめるムードは残りました。
「町中いっしょに祭りを祝えるといいのに」という声が、合併後の心情に乗ってか、あちこちで聞かれたのも、印象的でした。


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