一宮市博物館の特別展に、格別のお客様ををご招待しました。
黒田城主澤井雄重公から数えて
第16代の澤井家御当主澤井昭之様です。
澤井様はノルウェイ、パナマ、レバノン大使を歴任された
外交官でいらっしゃいましたが、退官後はよくご先祖の郷里木曽川町をお訪ねになり、ゆかりの
伊富利部神社、
籠守勝手神社などと親交を深めてこられました。
今は山内家関連でにぎわっている黒田城址にも、昨年500万円を投じて
「澤井雄重公顕彰碑」を寄贈してくださいました。
今回の特別展には、
「禁制」「鰐口」「軍幟」など、木曽川町の寺社に伝わる雄重公ゆかりの品々が展示されています。昭之氏はなつかしむように、一つ一つ写真に収めておられました。
小野田博物館長・齋藤学芸員の説明にも強い興味を示され、時にはご先祖に対するご自分のイメージを確認するような質問を投げかけられることもありました。
いずれにしてもこの特別企画に大変ご満足のご様子で、ご案内した私もホッとしたところです。今回は私が私的にご案内したものですが、
郷土ゆかりの人々の顕彰・おつきあいを大事にしてきた私としては、今回のような機会を今後も大切にしていただくよう、館長さんにも申し上げたところです。
それにしてもなにせ
「お殿様」「日本国特命全権大使閣下」・・・文面にも現れているでしょう、私の緊張が。
私は
れっきとした下々だから、ちょっと疲れましたなあ・・・といっては昭之様に失礼ですね。今後も開き直って仲良くお付き合いさせていただきます。


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