2日水曜日、
一宮市博物館で「杉本健吉遺贈記念作品展」を見ました。
遺贈…聞きなれない言葉なので辞書を引くと、
「遺言によって相続人以外の人に財産を与えること」とありました。
杉本画伯と一宮市のご縁はというと、
「遺贈記念作品集」の序に「1943年に国画会出品作で
『佐分賞』(一宮ゆかりの画家佐分眞の没年に遺族の資金によって設定された)
を受賞」とあります。
それ以外のことを私は知りませんが、そういうご縁でか、画伯が生涯を終えられた年にご遺族から
作品54点が一宮市博物館に寄贈されたとのことです。
杉本健吉の名がぐっと身近に感じられてうれしいですね。
みなさんご覧になったら、その作品のすばらしさに打たれますよ、きっと。
素描、スケッチが大半ですが、作品集の記述にもあるように、
本格的な作品と同等のインパクトを感じるんです。
ブログで強制的に見ていただいた
私のスケッチなぞ、絵じゃないと思えてしまいますね、比べると。でも、それがわかっただけでも、
スケッチに意欲がわいてこようというものです。何でも見てやろう、描いてやろう・・・そうだ、
猫の額の花を描いてこよう!
と、その前に、
こんな素敵な展覧会をやっていることが、博物館の周辺から伝わってくるような「粋」な宣伝がもっとほしいと思いました。名古屋の博物館、美術館と比べて、ちょっと
ジミかなあと・・・余計なことを言って学芸員さんには申し訳ないけど、
ちょっとぐらいの装飾で、あの落ち着いた重厚なムードは壊れないと思うから・・・。


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