さてやっとワインのことなど書ける余裕が出てきたので、最近適度に美味しいものがないかと試し続けている南ア独特のグレープの種類、ピノノワールとサンソーのクロスで作られたピノタージュの2本を。自分の記録のためにここに書いておこうと思う。
ざっとスーパーやリカーショップ(ワインショップというものまだ見つけられず)で見るところ、相場は20-30ランド(400-600円くらい)のボトルワインが多し。40ランド以上だとちょっと高めのワインとこちらでは思われており、100ランドのワインなんか店屋に2、3種類しか置かれていない。これがたいていはピノタージュかピノノワール。暑い気候のため白ワインを飲むことがつい多くなり あれだけ好きだった赤生活から遠ざかり気味。
もう少ししたら南アワインも洗練されるだろうという希望もあるのだけれど、今 現在ヨーロッパレベルのワインにありつくことは不可能に近い。先日書いたように、週末はクラブのボックスワインで大変な二日酔いにもなったりする。ということで、50ランドワインを日々のワインにするしかない、とこの国では贅沢の極みと思われることを実行中。
それでもやはり厳しかった。
Stellenbosch地域(ケープタウンの近郊)の Zonnebloom 2003のピノタージュ。2003年のピノタージュは特にいいと南アにワイナリーを持つ知人から聞いたのに、今ひとつ。そして、Paarl地域のLaborie2002のピノタージュを買ったところこれは飲めた(悲しいな、こうしか言えないところが)。ピノノワールの洗練さとはほど遠いけれど、その軽い重み(って?!)に少し満足、というところ。
私の2大重要物、ワインとブロードバンドのクオリティーにシックハックするこの国。やっぱ、がんばらないと簡単に根をあげてしまうことになりかねない。