東京滞在の目玉だった「コンラッド東京」のバスタブで楽しむD。
備え付けの コンラッド特製アヒルに一目惚れ。ホテルにその旨を伝えると「どうぞ持って帰ってください。」といううれしい一言。それからもわかるように、サービス100%満足のホテルだった。
1年ぶりの、それも今回は 一人増えた三人での日本一時帰国を成し遂げた、、、っていうのも大げさだけど。
生後6ヶ月強のDとの長距離フライト(乗り換え2回、約20時間)への不安がありながらの決断。母の四十九日と初盆には無理だったから、せめては一周忌には参列したいという思いと、身体が不自由になってしまった父の生活がどうなっているかを 確認したかったため。
バシネットにギリギリはいる大きさのDは、相変わらず良い子だったものの 今や粉ミルク一辺倒のため 手荷物は煮沸済みの空の哺乳瓶や着替えでふくれあがり、私は乗る前から彼に必要な物をリストにし完全装備をするための準備で 既に 疲れ果てていたのだった。いくらいい子でも 同じ人間だもの、機内は飽きるもの(特に ダーバンを出てから約半日経ったあとの ヨハネー香港、12時間。きつい。)始終抱っこして機内を歩き回ってくれたAに大感謝。この旅をパートナーなしに1人で行っていたら、、、と思うと震えあがる。いつもは数本見る映画も全く目をくれず、Dが寝れば私も寝る、というパターン。今振り返っても、しんどくなる。
さて、日本は。
久しぶりで全てが新鮮だった、、、。
と、堪能する間もなく、日本到着後 義母がイギリスより到着。ご近所へ 父への常日頃の気遣いへのお礼回りと、Dのお披露目。父がいらぬ気を回し(私たちが気を使うだろうと。ありがとう、とにかく。)、家政婦さんにお休みを出していたため、父の世話も。母が 家にもう以前の様にいないこと、父の身体の不自由さ、義母がわざわざ英国から出向いてくれた母の一周忌、、、あらゆる感情が波の様に押し寄せそうになるも、余りにも忙しく、感慨に浸る間もなく 気がつくと南アに帰宅していた。
残念だったのは、母の荷物を整理する時間が全くなかったこと。
一つ一つの宝飾類やスカーフを手にとり、母を匂い、思い出し、あの人の子供に 数時間だけでも もどりたかったのだけど。