
最近のDの気に入り絵本は「Cannonball Simp(日本語訳:ずとんといっぱつ)」。日本語訳の大胆さはさておき、Dが産まれて始めて「サーカス」という存在をしったのはこの本から。 捨てられた黒犬シンプが様々な場所を経て、行き着いたのがサーカス団のピエロのもと。芸がいまいひとつとなってきたピエロを シンプが大砲玉の代わりになって彼の仕事を安定させるというストーリー。作者がイギリスの有名なJohn Burninghamとあって、イラストがとてもいい。
サーカスといえば、先日のイギリスで2度目のそれをDは体験。芝生の広場に散らばるクラシックなキャラバンと白く貼られたテント、動物保護を考えた馬とアヒルの最小限の動物ショーと楽しい歌と楽器演奏。私の子どもの頃に体験したものとは規模も内容も随分と違う。でも あのキャラバンに人々がのって町から町へと動いて行くという非日常さ、人間の身体の可能性、お祭りさわぎ…。Dの興奮を見ると 今でもサーカスは子どもたちにとって特別な魅力を持っているのだろうなと思う。もちろんまだ私にとっても。
この
Gillfords Circus (ギルフォードサーカス)、イギリスの南西部で夏を過ごす方には ぜひともいつか体験してもらいたい。イギリスのクラシックかつポップな雰囲気、デザイン的にも楽しめます。