
活動的なイタリア友人たちが周りにいるため、家事・仕事に輪をかけて忙しい日々。本当にこの人々はラテンの人たちだと思わざるを得ないエネルギーで、次から次へと私にも予定を持ち込んで来てくれる。きっと一時も 1人でじっとしていることに耐えられないのだろう、と想像する。
さて、そのためか パートナーAとの2人だけの会話が異常に減りつつあり、これはどうかしないと、、、と『パートナーとの倦怠期』という曇った言葉が頭にちらついていた昨今。久しぶりに10分ほど ゆっくりと2人でワインを飲むことが出来た。そしてやっと 最近 話したかったトピック「どうしてイギリス人は 泥によごれる車内を気にしないのか」を切り出す。久しぶりの2人の時間に このトピックというのも色気がないな、と思いつつ。
というのも、最近 時々読ませてもらっている「ニールズヤード」の日本代表取締役 梶原さんという方の
ブログに 東京の英国大使館の門を入ってからの道がいまだ舗装でなく 土の小道が残されているということ が書かれてあり、彼が英国を訪れ人々の車に乗せてもらう度に感じる 車の中に残る泥についての記もあり。特に後記を読みながら、うなずき続けた私。
日本では(いや、米国でもここ南アでもそう)車の隅々まで きれいにすることが美徳とされているのに反し、英国での 人々の車の中が 見事なまでになんと汚いことか。あの大都会のロンドンに 残されている土の部分多さと比例して。
そう、「イギリスの泥」のことを最近考えていたのだった。
上記のような徒然を アレックスに語ると、開口一番「イギリスでは土の残る車ほど ポッシュ(上流階級)だと思われているんだよ。郊外にファームを所有していることの証明なんだ」。うむ。
イギリス人と土。
本当に自然と 肌から繋がることを望む人たちだと再確認。
そして これで久しぶりの2人の会話が短く終わってしまったのは、例の「倦怠」を考えざるをえないか、、、。
そういえば、義理ママが先月 チャールズ皇太子と彼のファームで遭遇したときに どれだけ彼の靴がきれいに磨き上げられていたかと 皮肉まじりにメールしてきていたことを思い出した。あまりにも皮肉たっぷりだったので、ここにコピーしておこう。やっぱり私は彼女を超えられないな(苦笑。
...On Monday I went to the opening of an extension to the wonderful Clattinger Farm nature reserve outside Oaksey village, by the Prince of Wales. His shoes were so highly polished that they reflected his dapper grey suit. He obviously enjoys the wild life brigade. We were split up into groups, I tried to avoid being presented but he stopped so I did a Japanese bow, he asked what is my connection with Wiltshire Wildlife, I said "just a humble donor, but an enthusiatic supporter of the extension of the Clattinger Farm reserve" which pleased him, so I was emboldened to ask if his wild flower meadows at Highgrove are as good as those at Clattinger Farm, he replied "no, the grass is an ongoing problem, but the orchids are coming in small groups" The Duchess looked ill, tired and bored....