ワインの研究
ワインマニアになるつもりはないし、ソムリエを目指そうと思ったこともないけれど、自分の好みに合うワインを買いたい。お金を『酢』のようなワインに使いたくないと思っている。
人から教えてもらうのはとても楽しい。私のよくあるパターンは、近所の安いスーパーTESCOやSafewayのワインコーナーで大体そこで同じくウロウロとワインに目を通している、スペインのおじさんに声をかけられお勧めを教えてもらうことが多い。(やはりラテン系が多い。女の子だとすぐ声をかけてくる。)
もちろんスペイン人のおじさんの場合、彼が買っているのと同じスペイン産のロハを買うことになる。イタリア系だとイタリア産のキャンティ。美味しいワインがない国、イギリス人のおじいちゃんの場合は、さすがにイギリス産のワインじゃなかった。 彼とは、私がFUJIリンゴをすすめて買わせ、彼はCornishリンゴを私に買わせた。
一度あまりにもまずいスペインワインを手にとっていたことがあり、スペイン人おじさんに、すごい悲しい顔で「オーノー!そんなワインなんて、ビネガー!ユーノー?ビネガー!」と打ち明けられた。そして、自分が手にしているワインを指し「これこそが、ワインってもんだよ!リアルワイン!」と薦められた。では、と私も。でも彼は普通のおじさんで、何も大金持ちのスペイン領主でもないので、買っていたのは『BUY 1, 1 for FREE=一本買ったら一本おまけ』のワインだった。いや〜それでも、さすが推奨ボトル。それなりにガッツある味。ありがとうございました。
ということで、人に教えてもらうのが1番。2番めの方法は、やはりある程度知識を持ってワイン屋にワインを買いにゆき、それを判断し、覚えておくこと。最近、私が特に研究に打ち込んでいるのが、ブルゴーニュ(英語では、Burgundy=バーガンディー)。カリフォルニアでカリフォルニアのPino Noir(ピノ・ノワール)を飲んでからというもの、この種のワインのとりこ。
ただし、なかなか美味しいそれもお買得価格のブルゴーニュに出会う事がない。もちろん30ポンド(6000円)も出せば、はずれはほとんどない。けれど、どうしてカリフォルニアのようにお買得でそれも満足できるピノ・ノワールが見つからないのか!?
ワイン本を持つなんて『OYAJI's Behavior』と唯一覚えた日本語を交え、バカにしていた彼もこの不思議さに取り付かれ、研究に手を貸し始める始末。最初に分かったこと、『ブルゴーニュはボルドーのように大きなワインセラーがなく、多くの小さなワイン農家で形成されているため味の均一さがなく、当たり外れが非常に大きい』ということ。しかしまだまだ奥が深いブルゴーニュ。
現在、ブルゴーニュを飲み終えたら1〜10のランクで蛍光ペンでラベルにマークしていっており、現在6以上を出したボトルはなし。この研究結果、随時追ってご報告。というのは、もうすぐ解禁のボジョレー(これもブルゴーニュエリアに入ること多し)についても少し賢くなったので。
*『ブルゴーニュワインがわかる』