Feel Fine

イントロを聴いただけで涙があふれて・・・

　　　　　　　　異国に暮らす愛する人への想い・・・

　　　　　　　　　　　　　　きっともう・・・　二度と逢えない・・・



















12月も半ばに差しかかり、街もクリスマスムード一色。
皆様、お元気ですか？
ちょこっとご無沙汰しておりました。

日が落ちるのも早くなり、５時にはもう真っ暗。
秋とは違った物悲しさを感じてみたい季節。
急に映画かドラマのヒロインになってみたくなる。。。

実は、最近泣いていました。
あ、ホントなんです。。。（＾＾；）　
（「冬ソナ」のチェ・ジウさんと張り合うつもりはありましぇん）（爆）（^o^;）

事の始まりは、今年いつだったか、
じろすけさんがご自身のブログにアップなさっていたギターの宅録音源。
（じろすけさん、いつもギタープレイ楽しませていただいてま〜す）m(_ _)m

取り上げていらしたのが、Gary Mooreの名曲 Spanish Guitar・・・♪
Spanish Guitar という曲、実は、その時初めて聴いたんです。
そして、聴き始めたとたん、
ポロポロとあふれる涙にビックリ！(；_；)
曲の背景や歌詞も知らぬまま、なぜか涙が止まらなかった私。
↓この曲です。

Gary Moore - Spanish Guitar （1979）（instrumental　3：51）




何度も何度も聴いては泣き、泣いては聴き・・・(；_；)。・。・


なんでこんなに泣けるのか・・・

実は・・・

Henry Mancini （ヘンリー・マンシーニ　1924-1994 イタリア系アメリカ人の作曲家）の名曲 Sunflower （邦題 「ひまわり」 ）！

Spanish Guitarの切ない旋律が、
この映画「ひまわり」を鮮明に思い出させてくれちゃったんです！
ウルウルShannon (；_；)　。・。・
↓コレ〜　

Sunflower - Henry Mancini （1970）（2：31）




ヘンリー・マンシーニという作曲家を知ったのは、
小学生の頃に母が教えてくれたAudrey Hepburn （オードリー・ヘップバーン　1929-1993）がらみなんです。

映画 Breakfast at Tiffany's （ティファニーで朝食を/1961）の中でオードリーが歌った「ムーン・リバー」という曲、これ、ヘンリー・マンシーニの曲だったんです。
で、その後、彼の作品オッカケの中で知ったのが、
今回のSunflowerってなわけで・・・。
楽曲がすばらしく、もちろん好奇心いっぱいのヒヨコShannon、
「一体どんな映画なんだ？」と、その後深みにハマリ、レンタルで映画も観ちゃいました!


原題名は、イタリア語で I Girasoli （The Sunflowers てな意味か）。
1970年の、もうメチャクチャ古〜いイタリア映画なんですが、
コレがもう切なくて苦しくて、泣けて泣けて・・・（＞＜。）。。

監督 Vittorio De Sica （ヴィットリオ・デ・シーカ）、
Sophia Loren （ソフィア・ローレン）と
Marcello Mastroianni （マルチェロ・マストロヤンニ）主演。

ソフィア・ローレンというイタリアの女優さんの名前は、
洋画と時代劇好きな父からよく聞いていましたが、
作品はコレが初めてでした。

ネタバレになりそうなので、どうしようかなって思いましたが、
曲とともにダイジェスト版のような感じで簡潔に映像をまとめたものもあったので、下にリンクしておきます。ご興味のある方はいかがですか？
（アップしてくださった方に感謝！）

　　コチラです→　I Girasoli （Sunflower / ひまわり）　

極寒の戦場に赴き、行方不明となった夫アントニオを探すジョバンナ。
地平線まで続くひまわり畑が物悲しく心に迫ってきます。
うっ・・・また泣けてきちゃう。。。(；_；)　
今夜も号泣。。。うぇ〜ん！（＞＜。）。。ヒヨコ泣き


　　　　　　　　　　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y


その後、しばらくしてGary のアルバムSpanish Guitar を買いました。
このアルバム、どうしても今聴かなきゃいけないような気がしたんです。







　　Gary Moore
　　Spanish Guitar （←HMVへ）
　　（1992年にCDリリース）
　　2008.5.7　初回限定盤　
　　紙ジャケ　リイシュー
　　SHM-CD仕様


＜収録曲＞

　 1　Back On The Streets
　 2　Fanatical Fascists
　 3　Don't Believe a Word
　 4　Spanish Guitar （Phil Lynott vocal）
　 5　Parisienne Walkways （←ｸﾘｯｸでYou Tubeへ）
　 6　Put It This Way
　 7　Desperado
　 8　Castles
　 9　Fighting Talk
　10　The Scorch

　Bonus Tracks
　11　Spanish Guitar （Gary Moore vocal）
　12　Spanish Guitar （instrumental）


５曲目に「パリの散歩道」まで入っていたとはラッキーです。
コレも、日本人の心の琴線にふれる…どころか、
とことん揺さぶりまくってくれる泣きの名曲なんですよね〜(；_；)

さて、本題のSpanish Guitar。
このアルバムには、収録曲をご覧になっておわかりのように、
３つのヴァージョンが入っています。
これだけでも買う価値はあると思いました。

そして、初めて英詞を確認して、「やっぱり・・・」・・・
ヘンリー・マンシーニ のSunflower に通じるものがあったと・・・。
Shannon的キーワードは、「異国」、「恋人（夫婦）」、「別れ」・・・。


　As I sit here and play
　My Spanish guitar
　Underneath the stars
　It passes the time away
　Each note I play
　Is a memory of Spain
　The melodies they take me
　Back there again・・・

　 ・・・And brings me closer
　　　　To that Spanish senorita
　　　　Oh, she's so far away ・・・（Spanish Guitarより引用）


きっと、もう二度と行くことはない国 。。。
そして、もう二度と逢うことのできない人 。。。
その切なさが、私をして涙を流させたのだと 。。。(；_；)　


















Gary Moore （ゲイリー・ムーア） ・・・
1952年4月4日、北アイルランド・ベルファスト生まれの56歳。
私が恋しただけのことはある（爆）、すばらしいギタリストです。

ちなみに、「スパニッシュ・ギター」って、どんな特殊なギターなのかと思ったんですが、こういう名前のギターは存在しないそうで、
一般にクラシック･ギターとか、フラメンコ･ギターとか認識されてるものだそうですね。


　　　　　　　　　　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y


Gary MooreのSpanish Guitar ・・・1979年イギリスでリリース。
Henry ManciniのSunflower・・・1970年映画のテーマ曲としてリリース。

ともに1970年代、完成度の高い泣きの名曲ですが、
泣けるのに、また聴きたくなる。
聴けば、切なくて悲しくて苦しくなるのに、また聴いてしまう。

涙は、感情の昂ぶりによって涙腺が刺激されて出てくるもの。
心理学的には、「泣く」という行為は感情の発散（カタルシス）。
つまり、自分の抱えている感情を外に出すことで楽になる。
泣くということで、自分の気持ちが確認でき、
精神的な安定感が得られるのでは？

子供の頃、兄弟や母とケンカして泣いたこともあったけど、
泣いた後、なぜかすっきりしたことを憶えている。
感動して泣いた後も、気持ちが落ち着けた。

女性と男性では、泣く行為には違いがあるのかもしれないけど、
「男泣き」っていうのも悪くないような気がする。

素直に泣ける人って、男女問わず好きです。





















Gary Moore
最新アルバム　Bad For You Baby
2008.10.22

　 1 Bad For You Baby 　（2:55)）
　 2 Down the Line 　（2:55）
　 3 Umbrella Man 　（3:36）
　 4 Holding On 　（3:45）
　 5 Walking Thru the Park 　（2:58）
　 6 I Love You More Than You'll Ever Know （←You Tube　へ）
　 7 Mojo Boogie 　（3:34）
　 8 Someday Baby 　（3:35）
　 9 Did You Ever Feel Lonely?　 （6:10）
　10 Preacher Man Blues 　（5:53）
　11 Trouble Ain't Far Behind 　（9:34）
　12 Picture On The Wall （日本盤ボーナストラック）


Gary Mooreさん、このところ06年、07年、そして今年と、
ニューアルバム出し続けてるんですね。
ヨーロッパ方面でのツアーもがんばってるそうで、
精力的な活動にちょっとびっくりShannon〜☆

今回のニューアルバムを買ったのは、
彼の最近の様子も知っていてあげたいというファン心・・・
・・・と母性本能・・・かも？（*^^*）ぽっ
独りでがんばってる人、なんかほっとけない気がして・・・
気になっちゃうんです。(#^_^#)


このアルバム、やっぱりブルーズ色だけど、
聴かせどころいっぱいで好きです。
へビィな曲もあり、ブルーズ・ロックって感じかな？

５、６、７、８、12 は、アメリカ黒人ブルーズのカヴァー。
あとは、Garyさんのオリジナル曲。
私は、６ と11のギター弾きまくりがやっぱり好きですね〜♪
心の奥深くまでググッと迫ってくるGary節、ハンパじゃありませんっ！




















2008年も残すところあとわずかとなりました。
今回は、年の瀬にふさわしく（？）、
Gary Mooreの泣きの名曲Spanish Guitarを中心に、
音楽と「泣く」という行為にShannon的アプローチ。（*^^*）

「笑う」ことも健康的でステキですが、
同時に「泣く」ということも大切にしたい、冬の日のShannon姫でした〜☆。・。・。



　　　　　　　　　　泣ける映画大好き、泣ける音楽大好き！

　　　　　　　　　　　　。.:*:・'゜☆。キラッ しゃのん



☆Feel FineのGary Moore関連記事はコチラです。（ﾌﾞﾙｰ文字ｸﾘｯｸで）
　
　2007/6/18 「Gary Mooreという人は」

ちょっと厚手のコーヒーカップが似合いそう…？　


















私にとっての最初のマイケルは、短パンはいたのっそりおじさま・・・
私にとっての最初のGaryおじさまは、落ち着いたシブメのブルーズおじさま・・・
そして・・・
しばらくずっとそういう人なんだと思い込んでいた･･･


　　　　　　　　　　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y

2005年だったかな…
友人が、最近Gary Mooreを聴いてるとかなんとか言ってるのが耳に入り、へぇ〜、そういう人もいるのかと…　('▽'*)｡｡oＯ　

たまたまその頃に買って持ってたYOUNG GUITAR2005年１月号（完全保存版）！（コレが、私にとっての初YOUNG GUITARでした！）
そこに載っていたのが、ジーンズの上下に身を包んで、ほっぺふっくらの
Gary Mooreさん〜☆
「この人が・・・」
年季が入ってることをうかがわせる胸に抱えたギター・・・
（今だからわかるんですが、コレ、レスポールでした！当時はギターの区別もつかないトホホで…）











　　YOUNG GUITAR
　　2005年１月号


「強力トリオが火花を散らすロック・ブルース・アルバムがついに日本リリース」ということで、Garyおじさまのニューアルバムがインタビューとともに紹介されていたのです。

Power Of The Blues / Gary Moore

「ライヴ・サウンドの中に漲るダイナミクス＆アグレッション」
「耳で聴くのでなく、心で感じられる最高のサウンド」
「その時に感じているものすべてを一気に注入しようって考えながらプレイしたんだ」

などなど、私の心をくすぐる言葉の数々…。

ロックのこともブルーズのことも、ホント知識のなかったヒヨコShannon!
なんかワケわかんないけど（いっつもコレだ）（^o^;）、こういうのも一度聴いてみようかな〜と好奇心だけは旺盛Shannon。。。


↓で、買ってみたのがコレ〜♪

　　Gary Moore
　　Power Of The Blues
　　2004.12.1

　　Gary Moore:Vocals,Guitar
　　Bob Daisley:bass
　　Darrin Mooney:Drums
　　Jim Watson:Keyboards


　 1 Power of the Blues
　 2 There's a Hole
　 3 Tell Me Woman
　 4 I Can't Quit You Baby
　 5 That's Why I Play the Blues
　 6 Evil
　 7 Getaway Blues
　 8 Memory Pain
　 9 Can't Find My Baby
　10 Torn Inside



Gary Mooreっていうギタリスト、シブいな〜って思いました。（*^^*）
おまけに5 のThat's Why I Play the Blues！
なんでブルーズをやってるのか、丁寧に説明までしてる！

その前に、マイケルとかYngwieとか、Uliおじさんとか、Rainbowとかを聴いていたこともあって、「Garyさんは、もう少し人生経験積んでから聴いてもいいかなぁ〜」なぁんて思い、数回聴いて棚におかたづけしてしまっていました。　(;^^)


そんなこんなで彼の存在を忘れていた頃、ブログを始めたんですが、そこで出会ったお友達、みんながWild Frontierというアルバムを絶賛。
Wild Frontier・・・？
収録曲を何曲か紹介していただき、もぉ〜ビックリ！　(；◎_◎)！！！
特に、Thin LizzyのPhilip LynottさんとのOut in the Fields！
私がどのくらいぶっ飛んだのかは説明の必要はないでしょう！

そして、Wild Frontier、Over The Hills さらにThe Loner！
Gary Mooreって最高！（その瞬間、マイケルのこともYngwieのことも忘れてました！）
で、もっちろん、アルバム買いました！ 〜*^▽^*　

その後、2006年Shannonの音楽ベスト10でグランプリに輝いたのは記憶に新しいところ。こちらです→　「2006音楽ベスト10！」　


　　　　　　　　　　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y


その後も、たびたび話題になるGaryおじさま！
次に…　
皆様からオススメいただいていたアルバム「大いなる野望」ですが…。
コレ、探したんですが・・・ないっ！（^o^;）。。。

「大いなる野望」・・・そんなのないじゃ〜ん！

廃盤かも・・・
そう思いながらアチコチ調べたら、なんと！




　Corridors Of Power
　（↑HMVでちょこっと聴けます）
　1982 （2002.10.30）

　Gary Moore:
　Lead Vocals and all guitars
　Ian Paice:Drums
　Neil Murray:Bass guitar
　Tommy Eyre:Keyboards


全然タイトル違うじゃないですか〜！（^o^;）
（そういえば、「炎の彼方」とかいう曲も、原題名は･･･(;^^)。。。）

なんとか入手して聴いたら、これがまたまたShannonのツボに！
ステキすぎですっ！
バラードなども力強く、かつしっとりと歌うヴォーカリストとしてのGaryおじさまもすばらしい！
彼、こういう曲も書くんですね〜☆

　 1 Don't Take Me For A Loser
　 2 Always Gonna Love You
　 3 Wishing Well
　 4 Gonna Break My Heart Again
　 5 Falling In Love With You
　 6 End Of The World
　 7 Rockin' Every Night
　 8 Cold Hearted
　 9 I Can't Wait Until Tomorrow
　10 Falling In Love With You (Remix/Bonus Track)
　11 Falling In Love With You (Remix Instrumental/Bonus Track)
　12 Love Can Make A Fool Of You (Bonus Track)


どの曲もすばらしいけれど、やっぱり２や５が心地よいかも。
（↑ブルー文字クリックでYou Tubeへ）


このアルバムを聴いていて・・・
Garyおじさまって、これまでいろんなイメージでとらえてきたけれど、
エネルギーがあり余ってて、自分の立ち位置を模索しながら、一生懸命自分自身を表現し続けてきた人のように感じました。
強がってる横顔の中に、ギリギリで生きてる孤独のようなものが見え隠れしてるっていうか･･･。


Gary Mooreという人は・・・
いつもいつも私をびっくりさせてくれる、最高のアーティストだと思います！
もっといろんな角度から深めていきたいですね〜。
彼を紹介してくださった皆様、心から感謝です！　m(_ _)m


　　　　　　　　　　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y　Y


☆Feel FineのGary Moore関連記事はコチラです。（ﾌﾞﾙｰ文字ｸﾘｯｸで）

　2008/12/10「Spanish Guitarの涙」