かえよう都政 福祉・保育の会結成集会2006/10/23
代表世話人の浅井春夫さん(立教大学教授)ビデオメッセージから
都合がつかず結成集会に欠席させていただきますので、ビデオという形でメッセージを送ります。報道では石原知事がどうやら3期目の出馬をすると伝えられています。この2期の石原都政の状況をみますと、現場のなかで悔し涙を流して仕事をしてらっしゃる方がたくさんいます。
私は、この都政をあと4年間続けさせるわけにはいかないと、会の代表世話人をつとめさせてもらっています。
石原知事は3K論者と言っていいと思います。
1つ目は、憲法・教育基本法の改悪論者だということです。これが行われれば、七尾養護学校でおこなわれたような教育現場へのまさに弾圧が平然と行われるようになります。これを法律で認めてしまうようになるのではないでしょうか。教育基本法が教育支配法になることを許してはいけない、都民が主人公になる都政をつくりたいと思っています。
2つ目は、核武装論者であり、戦争のなかでももっとも悲惨な核攻撃についても、いいじゃないかと、まさに戦争をすすめる人であり、公然と言ってもいます。首都・東京を戦争の渦に巻き込まないようにしなければなりません。
私たちの会を発展させて、仮に石原知事が出馬しても石原包囲網をつくりたい、その思いを集めましょう。
3つ目は、公立施設・保育所の廃止、全廃論者であるということです。私たちは子どもを大切にし、人間を大切にする東京にするために許してはいけません。
どうしても三選だけは阻止したい。各分野の運動をみれば、保育、学童保育、教育、医療、保健など、さまざまなところで不満や怒りが渦巻いています。それぞれが都民のくらしを守る仕事をしている人たちの希望を奪っている状況にあります。
各領域の運動をぜひ寄せ集めて、束にして、大同団結して、新しい 都政をつくっていきたいと決意している。
女性蔑視、障害者蔑視、一つひとつの発言は、困難を抱えている人々を愚弄するものであります。全国で0.2%しか採択していない歴史教科書を 杉並や都立養護学校で導入するなど、自分が先頭に立ってその動きをすすめています。
いま、多くの人たちの力を結集していくことが重要です。この時代に生きる私たちは本気で立ち向かう、必死で立ち向かう一人ひとりに問われているんじゃないかと思います。専門職に携わる私たちに問われているのは、時代に対じする、勇気なのではないでしょうか。私は一人ひとりの勇気が集まってくることを実感しています。
最初はこの集会は多くの参加者ではないかもしれませんが、これを1ヶ月、2ヶ月と都知事選挙にむけて、100人単位から何千、何万の人が集まるように、お互いがんばりましょう。

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