「厳しい保育施策 都政をかえよう(結成集会での発言から)」
みんなの声
※かえよう都政 福祉・保育の会結成集会(2006/10/23)での発言
足立認証・保育室連絡協議会で事務局長をしている小野田優子です。
石原都知事が公的保育の崩壊目的で作った認証保育所は足立区北千住のJキッズを皮切りに現在、約340箇所になりました。足立区にはA型、B型合わせて27箇所の認証保育所があります。
私たちは認証保育所の存在意義を否定しながらも、企業が保育事業に参入し、次々と認証保育所を作っていく中で、保育室制度がなくされてしまうのではないかという状況におかれ、足立区では共同保育所がすべて認証保育所に移行しました。保育室制度に比べると補助金は増えたものの、13時間開所を少ない正規職員でまわさなくてはならない、当日でも長時間保育の要求を受け入れなければならないなど職員の労働がきびしくなったり、定員が少ないため土曜日や延長保育時間の保育児が1人や2人しかいない時でも3人の職員をおかなくてはならない、正規職員をふやさなくてはならない、書類が多くなり保育にも入っている施設長の仕事が増大するなど保育室とは違った大変さを強いられています。又公立保育園の民間委託化も足立区が先頭を切って次々と進めています。公立保育園の保育料も毎年値上げされています。石原都政の公的保育崩しを率先して進めている足立区です。
10月18日、足立革新区政を進める会の幹事会で都知事選挙に吉田万三さんが立候補することが正式に話されました。「それはいい考え!」と思うと同時に「区長選挙はどうするのよ!」という思いが起こりました。足立区に初の革新区長が誕生したときは、区長が代わるとこんなにも住民本位のやさしい区政ができるものかと感動しました。私たちの保育要求を直接話し合う機会を持っていただいたり、公立保育園の保育料の値上げを中止するなど喜んでいたのもつかの間、2年8ヶ月で不法に辞めさせられることになってしまいました。その時のことは今思い出しても怒りがよみがえりますが、私たちは吉田万三さんの行政手腕や穏やかな中にも筋を通す正義感、やさしい人柄などをじかに見ることができました。足立区で試された吉田万三さんなので都知事候補にはぴったりだと思います。
少子化といわれて久しいですが、石原都政によって保育園の民間委託、規制緩和、企業の保育事業参入など子どもが豊かに育つための環境は悪化するばかりです。保育所運営を根本からだめにする石原都政を辞めさせて吉田革新都政を実現させましょう。私たちもがんばっていきたいと思います

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