小沢氏のISAFへの参加発言に対する批判がある。
しかし、私は小沢氏を擁護する。
給油問題はアメリカの戦争に日本が加担しているだけの話であって、これを止めるのは当然のことだ。
戦争国家アメリカの戦争に、これ以上付き合うのは危険であるし、国民としてたまらないものがある。戦争への加担は、大量の死への加担だからだ。
それでも日本が世界の中で孤立しないための活動を行なう必要があるのであれば、国連を中心にすえるほかはない。
その自然の流れから、ISAFへの自衛隊派遣に言及した小沢氏の筋の通し方に賛成である。
これに対して、自民党は、ISAFへの自衛隊は必然的に武力行使を伴うとして、憲法違反であるとして小沢氏を攻撃している。
してやったりと私は思う。
自民党の言う通りである。自衛隊による海外での武力行使は憲法違反なのだ。集団的自衛権の行使などもっての外である。自民党からのこ言質を取っただけでも大成功である。
自民党を散々煽った小沢氏は、ISAFの活動に武力行使を伴わない自衛隊の活動を探ると言う。それはそうだろう。ISAF=武力行使ではない。
私はあらゆる戦争に反対する。
戦争に大義などはない。このことはいつも述べている。
6/21の記事で以下のように述べた。
20世紀は戦争による大量虐殺の歴史でした。
中でも超大国となったアメリカは戦争ばかりしています。
戦争する理由は何でしょうか?
全く笑い話のようですが、理由は、「平和」です。
平和のための戦争などは絶対にありえないと私は考えます。
戦争とは、対戦相手の究極の否定です。
相手の死は、もはや死ではなく、戦果として語られる数字にしか過ぎません。
ひとりひとりが人として苦しみながら死んでいるというのに。。。
無垢な少年が無残にも殺される情景を見たことがあるでしょうか?
白旗を揚げて逃げ込んだ塹壕の中で殺された兵士を見ましたか?
それらを見ても、平和のためだと正当化できるのでしょうか。
戦争に正しい戦争はありません。
ただ、為政者にとって都合のよいだけの話です。
為政者とその取り巻きに、大きな富が得られる。
それだけの話です。
金・金・金・金・・・
金儲けと権力の亡者たちが戦争を引き起こします。
人殺しに、大儀などはありません。
戦争の悲惨さと無慈悲さについて、下のサイトごご覧ください。
「戦争の姿」
http://www.jca.apc.org/%7ealtmedka/aku534-2.html
アラモの砦、パールハーバー、911・・・
アメリカは正義の戦争が大好きだ。そして、常に正義のヒーローになりたがる。
しかし、戦争ごっこはハリウッドの世界だけにして欲しい。
日本はアメリカに無料のガソリンスタンドを提供し、大使館の賃貸料を踏み倒され、沖縄では強姦事件のオンパレード、美しい海は破壊され続けている。それでも『 思いやり 』予算を計上する。
ブッシュが言うには、アメリカの正義の戦争と統治の結果、日本はすばらしい民主主義国家になったのだそうだ。
正義のためには、原爆のひとつや二つは仕方がなかったというのだろう。
原爆の前に、正義はあるのだろうか?
うずたかく盛られたいたいけな子供の死体を前に、狂喜して正義の旗を振るのか?
正義の戦争など、ないのだ。
独裁者による正しい政治よりも、愚かな選択をする危険があっても民主主義を選ぶのと同様に、戦争国家アメリカの言いなりになるよりは、曲がりなりにも国連という国際機関の名において行動をすべきだという小沢氏を、私は支持する。
実際の安全保障理事会は、国連の理想とは裏腹に、理想に程遠いような決議をするかもしれない。しかし、それもひとつの過程なのだと私は思う。少なくとも、曲がり道であっても、戦争国家に追従するよりは何倍も優れた選択肢だと思う。
いずれ、こうした組織的不具合は糾弾される。
情報化社会の進展がそれを助けるからだ。だからこそ、細々とでも、発言し、発信しようと思う。
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このところ体調も思わしくないのに仕事が忙しく、PCの前に座ってばかりいますが、ブログの更新ができません。それでも訪れてくれる方々がいて、嬉しく思います。是非コメントを残してください。
(ニコニコ動画で見ましたが、サミング、バッティング、ローブロー、エルボー、投げ技、締め技、やりたい放題のチンピラに勝利した内藤選手のコメントは爽快でした。国際政治と違い、実に分かりやすい『 正義の戦い 』でした。。。)

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