大阪府住吉区のマンションで、派遣労働者(49歳)が、おそらくは餓死したと思われる記事を読みました。
ANNニュースより抜粋
『死亡していた元派遣社員の男性は、約3カ月前から家賃を滞納していて、14日にマンション関係者が室内に入ったところ、ベッドに横たわっているのを発見したということです。栄養失調の状態で死亡していたということです。男性は一人暮らしで、警察は、派遣の契約がなくなって収入が途絶え、餓死した可能性があるとみて調べています。』
格差社会の進展は、のっぴきならないところまで来ています。私とそう年も違わないこの男性の人生に、なんともいえないものを感じます。
昨日、直木賞の発表がありましたが、山本兼一さんはちょうどこの男性と同じころに分断にデビューした方です。編集者を経てフリーのライター、おそらくはゴーストライターとして口を糊して50歳を越えてからの直木賞受賞ということになりますね。こうした人生もあります。
働けば飯は食えます。しかし、食事や住まいを含めてその日一日をなんとか過ごす毎日では、人はうちから崩れてしまいます。そうした人たちを援助することが必要です。生存権の保障などという高尚な話ではなく、今日明日を生きるための救貧政策が必要ですね。。。

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