やはりブログは更新に時間がかかってしまって・・・
facebookは何とか毎日「のように」更新しています。
今日は「R-シリーズ」について。
記事が長くなりますので、よろしくお願いします!!
通常ラインナップのアイテムに使う素材は
・キズ
・シミ
・シワ
・床(裏面)の状態
・繊維方向
・色味
・その他
色々な条件をクリヤーしたものを使います。
そうすると、必然的に使わない部分が大量に出てきます。
その、通常品では使わない部分ですが、
表面の「治り痕」「薄いシミ」「シワ」があり、素材そのものに関しては問題ない部分
これを集めて、人間が何十人も入れるぐらい大きな「タイコ」の中に入れます。
タイコの中は麺棒ぐらいの、ごつい突起がいっぱい・・・。
それを回転させて24時間まわしっぱなしにして、あえて「シワ」、「シボ」が出る様に再仕上した素材です。
コストは多少かかりますが、これをしないと廃棄してしまう革ですので・・・。
R-シリーズの素材に関しては、こうしてコストダウンしています。
次に製作に関してですが、
通常ラインナップでは、革の断面、合わせ面は綺麗に磨き上げます。
実際はこの時間がすごくかかります。
R-シリーズの仕上げは
裁断面を整えて、通常とは逆にやすりで荒らし、ヘリを落とす仕上げにしています。
その他製作が早くできる様に考え、作業コストを下げています。
こうして作ったものは、
通常通りの素材、通常通りの作り方をすると3倍〜5倍ぐらいの価格になってしまうモノです。
現状5〜6点のラインナップですが、徐々に増やせたら、と考えています。
今回は、完売してからしばらく作れていなかった
スマートフォンやタバコなどの小物ケースです。
8000円(税抜)
革の表情・・・ひとつひとつ違った雰囲気を持っています。
面白い「味」が出てきます。
際断面・・・荒したあと、ヘリを落としています。
ウォレット・財布・キーホルダー
ハンドメイド・てぬい革細工のGRANDZERO

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