大眞・初段の優勝で終えることができた「JAPAN CUP2016」の翌日である10月23日(日)、岩間統正先生の主催する仏子研修所を訪れ、稽古に参加して来た。
今回、「JAPAN CUP」の開催日が土曜日だったので、そのまま東京に残り、翌日の日曜日の稽古に参加することが実現した。
岩間先生とお会いするのは福岡での太氣拳セミナー以来で8年ぶり、仏子を訪れるのはカレンバッハ先生をはじめとしたヨーロッパ太氣拳の方々が来日された合同稽古の時以来だから12年ぶりになる。
久しぶりにお会いした先生は全く変わっておられず、とても72歳とは思えないほど元気ではつらつとされていた。
徒歩で山に行っての立禅をはじめとした稽古、その後、体育館での稽古も私が20才台の頃に仏子で稽古していた時と同じで、とても懐かしく感慨深かった。
実技指導においては、久しぶりに先生の手に触れることができたのだが、ここ6年は故・佐藤聖二先生のご指導を受け、私自身、相手の手の強さ、重さを感じとる感覚は、以前よりレベルアップしているものと自負しているが、現在の私からしても、岩間先生のそれは触れた瞬間は鉄のように強く、しかし、次の瞬間には羽毛のように軽やかに変化する独特のものであった。
入り身のご指導も受けたが、先生が正面から入って来るときの威圧感、絶妙さは横から見ているだけではわからない部分があって、それはまさに「百聞は一見にしかず、百見は一触にしかず」の世界である。
太氣拳を志す者にとっては、この「一触」が貴重な体験となり、最高の教材となる。
組み手も含めて、実に有意義な時間を過ごすことができた。
「俺は80(歳)限界説を打ち破って見せる。自分の身体を道具として使って、動きや技を示すことができなければ何の説得力もない」
その言葉は確かな自信に裏打ちされており、年明けには50歳になる私にとっても大いなる訓示となるものであった。
今回、仏子を訪れ先生とともに時間を過ごすことができて、本当によかった。
岩間先生、仏子研修所の皆さん、本当に有難うございました。
太氣拳成道会
http://www.joudou.jp/

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