大濠公園でのスパーリングはその後も行われ、大道塾九州本部の頃の後輩であった森卓也君も参加するようになった。
森はファイタータイプが多い大道塾の中にあってムエタイを実によく研究し、そして、自分のものにしていた。
特に膝蹴りが強く、私もダウンこそ免れたが肋骨を折られたことがあるほどであった。
組み手は、顔面への手による攻撃はグローブを着用するか、素手の場合は掌底までとすることを双方了解して行うこととした。
この頃の私は、岩間先生と親交のあった謝炳鑑先生の自然門拳法の基本的な練習も行なっており、その影響が動きの所々に見られる。
しかし、外連味にあふれており、まだまだ内実の薄い組み手であったことは否定できない。
太氣拳成道会
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