こんにちは、拓三です。
当店の福耳柿餅は生地から手作りのオリジナル商品です。
お餅を棒状に伸ばして、機械で一枚一枚、ガチャコンガチャコンと切っていきます。
切るのは機械がやってくるれるのだから、切れたお餅も自動で並べてくれれば楽なのに、そうはいかないのが、家族経営の零細企業の無念なところです。
人工知能。センサー付き機械。
そういった先進的機械とは無縁の世界。
人力でひたすら並べていきます。
しかしどうせやるなら、リズムに乗って気持ちよく、楽しんだもの勝ちです。
餅はくっつくので、リズムよくやろうとしても、様々なアクシデントを引き起こします。
アクシデントにとらわれると、次から次へと切れていく餅に対応しきれず、流れ流れて落ちてしまいます。
外から見れば流れるように作業しているように見えても、心の中ではアクシデントに見舞われないよう、そうはさせるかと、様々なドラマが繰り広げられている、そんな零細の楽しい職場なのであります。

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