「ユリイカ」4月号。
面白かったのは、稲川方人×峯澤典子×佐藤雄一の鼎談
「いま新人であるということ」。
佐藤「「空白」と「空隙」の微細だけど決定的な差異にはセンシティヴでありたい」
稲川「詩はインスピレーションで書くというのは嘘っぱちですね」
などなど、刺激的な言葉が次々あらわれてきます。
稲川氏の言葉は、俳人も大いに耳を傾けるべき。
佐藤氏の洪水のようなモノローグも見所。
プラトンやら川上未映子やら発言に固有名詞が多すぎることを稲川氏に指摘されて
「露骨に固有名詞を出してかないと、記憶喪失といわれる状況がある」と
返すところには、笑ってしまった。こういう状況、実感してます。
佐藤氏の「空隙」について、なかなか論が深まらなかったのは残念。
