・18日は出張校正が終わってから、新国立美術館の「シュルレアリスム展」へ。ダリの「ピアノに出現したレーニンの幻影」、冗談抜きで怖い。六時からは東京會舘で開かれる第144回芥川・直木賞の贈呈式へ。
・芥川賞受賞の朝吹さんとは、俳句と詩の研究会をやっていたころからのご縁。受賞の挨拶はよかった。先人の作品を「あなた」としたしげに呼びかけていたのが心に残った。
・受賞作の『きことわ』、語り手を無人称化させながらも、「確かに人である」という体温と質感を手放さない手腕に瞠目する。ぜひ、ご一読を。
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