仕事帰りのいつもの定食屋。カウンターに坐って、いつものメニューを注文して待っていると、目の前の若いお姉さんが読みふけっている雑誌に目がとまった。「見たことのある組み方だな」と思いながら見ていると、お姉さんがふっと本を持ち上げた。表紙はこれ。
詩人の方か、それとも朔太郎が純粋に好きで買った人なのか。いずれにせよ、詩歌が好きな人と偶然に出会えたのは、ちょっと嬉しかった。
ちなみにこの号、座談会や論考も充実していて、多角的に朔太郎を知ることができます。私も「好きな朔太郎作品」のアンケートで寄稿しています。