・20日は佐藤鬼房顕彰俳句大会。ジュニアの部の選者として、塩釜の会場にいってきた。昨年は震災のため中止になったが、一年経っての再開には、高野ムツオさんの主宰する「小熊座」のみなさんの力があってこそだと思う。
・翌日は塩釜神社へ。昨年の六月、「文藝春秋」に載せるレポートの取材で訪れて以来だ。
塩釜桜は、芽吹きの気配も見えない。松尾芭蕉は、『おくのほそ道』の旅の出発前、書簡に「弥生に至り、待侘候塩竃の桜、松島の朧月」「松島の月の朧なるうち、塩竃の桜ちらぬ間に」と書いており、この塩釜桜を見るのを楽しみにしていた。
境内の多羅葉の葉っぱ。古くはこの葉の裏に経文を書いたという。
表参道の石段。前に訪ねたときには、地元の高校の陸上部がここでトレーニングをしていたっけ。