・うぬぬ……書いても書いても終わらない。事務的な文書は、やはり苦手だ!
・この間の「炎環」の記念大会でいただいた『加藤楸邨の一〇〇句を読む』(飯塚書店)をちょこちょこ読んでいる。著者の石寒太氏は、楸邨に師事し、楸邨夫妻と旅をするなど、近い位置でその人生を見ていた人物だ。
葱切つて溌剌たる香悪の中 楸邨
この句は楸邨の中ではいちばん好きだ。石氏によれば、楸邨は、葱が好きだったという。
葱の香は直進し蘭の香はつつむ 楸邨
こんな句も紹介されている。はじめて知ったが、面白い。この作業が終わったら、葱をたくさん入れた鍋でもつつきたいものだ。