今日、9年前に他界した親父から手紙を貰った。
正確にはお袋が家の中を片付けしていたら出てきたそうだ。
封筒の表には (結婚式の日)ケイスケへ
封筒の裏には ケイスケのみ開封 昭和49年12月2日記
昭和49年12月1日 午前10時33分父となった
と書いてある。
俺が生まれた時にテンションが上がって書いたのだろう。
きっと俺が結婚する時に手渡したかったのだろう。
でも俺が結婚する前に死んじゃうもんだから、今頃になっちゃたじゃないか。
23歳(1ヶ月後に24歳)の若い父親が息子が結婚する時に手渡したかった手紙にはあの時代の匂いが残ってる気がした。
手紙には俺がケイスケと名付けられた理由、親父の苦労話、お袋の性格の事や祖母と叔父の事、いろいろ書いてある。
正直言って話がまとまっていないけど、とにかく23歳の父親がたくさんの思いを伝えたかったんだという事は判る。
俺も父親になった時、嬉しかった。涙が出た。
親父も泣いたそうだ。だからお前も父親になった時は泣けと書いてある。
言われんでも泣いたっちゅーねん。(笑)
で、結局、自分が父親としてどうだって言うのは、親父の影響が強いという事が良く理解った。
親父、ある意味、楽しい家庭で育ててくれて、ありがとう。
俺は親父が作った楽しい家庭よりももっと楽しい家庭を作るよ。
最後に親父、俺にスポーツを極めて欲しいって書いてあるけど無理っ!
だって、スポーツよりバンド好きに育っちゃたからね。
ごめんな。
もうすぐ命日だね。お墓参りに行くわ。

0