学校経営と学校図書館  学校図書館

 今日も自由研究(?)のために、とある私学の図書館にお茶菓子を持ってお邪魔する。
 この学校の図書館長の先生は、図書館に来る前は教務主任を長年されていたので、学校組織の動かし方だとか法令面での細かいところまで一切合財を承知した上で、いろいろと新しい取り組みをされている。この学校の図書館長は、定年前の先生が名誉職的に就くポストという伝統があったそうだが、先生はこの慣例にチャレンジされている真っ最中で、任命した校長先生としても「そんなはずじゃ・・・」といったところだろうか。
 司書教諭課程の科目のひとつに「学校経営と学校図書館」というのがあり、何冊か教科書も出されているが、多くは「学校図書館経営」のことには触れているが、学校全体についてはほとんど射程が届いておらず、せいぜい「学校として○○が望まれる」といった提言(?)がところどころにあるくらいである。しかし、数年で入れ替わる大臣のような図書館長の力量が、大きく校内の発言力や図書館運営に影響するのは確実であり、図書館長人事あるいは図書館長の権限という側面に注目した「学校経営と学校図書館」論がなければならない。
 ところで、いろいろと話を聞いているうちに、かつて1学年800人という、現在の2倍以上の生徒がいた時代の話題になった。「うちの学校は、第2次ベビーブームの時もあまり生徒数を増やさなくて、京都府から渋い顔をされたとか聞くんですが、なんで先生のところは、プレハブ教室を建ててまで生徒をどんどん入学させたまくったんですか?」と聞いてみた。
 きっと、経営上の問題で大量の入学者を引き受けるようにしたのだろうと思っていたのだが、答えはそうではなかった。
「中学校まわりをして、事前相談で毎年『評定30の子なら受けさせてください』ってお願いしていたら、『今年は人数多いですから、35の子をください』なんて言えないよ。学校まわりをしている者としては、どれだけ受験生が来るかなんてわからない。例年通り受けてください、と中学校に話をしているのに、入試で予想以上に受験生がいたので入学させられません、というわけにはいかない。職員会議で入学者を絞り込むという話が出たとき、ぼくらみんな大反対したもんね」
 なるほど。中学校まわりをしないで済んでいた学校は、ざっくり募集定員で受験生を切ることができるかもしれないが、多くの私立高校はそういうわけにはいかなかったわけですね。
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