イベントとしてのお正月は、どうせなら2月に。  世の中のはなし

 今年の紅白では、いつもより「ふるさと」が強調されることが多かったように思う。ただし、日本国民のうち、いったいどれだけの人が、「うさぎ追いしかの山」を心の中に持っているのだろうか。首都圏に人口の4分の1が集まり、大都市郊外のニュータウンに生まれ育った世代には、かの山もかの川もなければ、三丁目の夕日もまたない。
 お正月には、近所の神社に初詣して(もっとも初詣という習俗が鉄道会社の営業戦略から始まったのだから、それもまたコマーシャリズムといえばそれまでだが)親戚一同集まっておせちを食べる、というのが「古き良きお正月」イメージだとすれば、それは地縁と血縁を確認する時間だといえよう。だとすれば、地縁もなく血縁も薄くなった現代社会にあって、お正月もまた、生活の中から季節感がなくなっていく中で、無理やり季節を進めて新たな購買意欲を刺激する、イベントのひとつだと考えたらいいのだろうか。
 親戚一同集まるわけでもなく、凧揚げできる広場もなく、テレビもどこも同じようなものなので、それならば新春初売りにでも、となるのか、元旦から店を開けるところがやたらと増えた。年末年始もあったものではない。お正月に休める人の数がどんどん減っていくということは、ますますお正月のお正月たる所以がなくなっていくということにならないか。
 それならば、この時期のイベントはクリスマスに任せて、日本のお正月は、旧正月にするか節分にするかして、しっかりとやった方がいいと思う。

 さて、世の中は今日が仕事始めということだが、もう1日余分に休ませてもらい、四条に買い物に出た。古いお店では、玄関先に家紋入りの幕が張られ、門松にしめ飾りが出されていた。気持ちも引き締まる。
クリックすると元のサイズで表示します
 旧松坂屋京都仕入店の前を通ると、とうとうホテルとして改築することになったと、看板がかけられていた。地上5階、地下1階というから、この築100年の商家は取り壊すということか。もったいないなぁ・・・。
http://www.matsuzakaya.co.jp/corporate/history/edo/04.shtml
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ




AutoPage最新お知らせ