ここ2〜3日、神経痛がひどく、日曜日なのに寝たきりの自分がいる。
眠りに入る。
夢を見る。
だれかに酷く罵られる夢
夢の中でパニックを起こす
夢なのか現実なのか
わからない
わからない
わからない
声をあげる
傍にいた猫に口を開けて激しく噛みつくところだった。
猫の声で我に返る。
神経がほんとうにおかしくなったんだとおもった。
二階からかたかたと物音がした。
父親がいて、再び苛立った気持ちになる。
煙草に火をつける。
昨夜訳もなく包丁を握って、父親のことを考えていたときに 背後に父親がいたことに気づかず、ひどく怯えたことを思い出した
かえせ。
わたしの心をかえせ。
過去をかえせ。
過去の傷を癒せ。
あやまれ、わたしにあやまれ。
悪かった、と
すまなかった、と
許すことなんてないが
祖母が病院に閉じ込められて、幾度となく
『あんたが心配だよ、大丈夫なの?家に帰りたい。家はどうなっているの?』
帰りたい
帰りたい
自分の家に帰りたいと
残された病気の孫が心配だと
そして帰れることはなかった
帰ってきたときには、もう動かない、喋れない、息がない、冷たい人だったから
あなたがいれば確かにわたしは救われていました
あなたもいつも笑っていた
会いたいけど
もう、戻らないんですよね
嗚呼テレビがうるさい。
身体がいたい。
叫ぶことも出来ずにいます、母さん
物を壊すことも出来ません
自分の親は
わたしに殺せますか?

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