今日の守備練習が始まる前に説明した「3つの時間」の話は、実は私がファイターズに来る前に所属していたチームの選手に話した内容でした。
====以下
「すすきの子ども会野球部」ホームページから引用====
『内野ゴロはアウトになるようにできている!?』
うそだぁ!...でもその通りなんです。
なぜそうなのでしょう? そこで「3つの時間」について説明します。
打者が投球をバットに当てて1塁に到達するまで約3.5秒かかります。
野手はゴロをその約3.5秒のうちに一塁手に届ければアウトにできるわけです。一塁手に届けるまでの時間を3つに分けて考えてみます。
【第一の時間】(バット→野手)バットに当たってから野手に着くまでの時間
【第二の時間】(野手の持時間)野手が捕ってから一塁手に投げるまでの時間
【第三の時間】(野手→一塁手)野手の手を離れた送球が一塁手に捕球されるまでの時間
普通の強さの野手正面のゴロ(ショート方面)の場合、それぞれの時間は平均すると約1秒づつです。したがって、打球は約3秒で一塁手に届けられ、走者は0.5秒前(一塁の手前約3メートル)でアウトになります...本当だったでしょう! でも、なんでセーフになってしまうのでしょう?
答えは簡単。それぞれの時間が少しづつ長くかかってしまっているからです。
それぞれの時間が長くなってしまう原因を考えて見ましょう。
【第一の時間】スタートが悪かった。前進して捕らなかった。横方向に飛んで来た。
【第二の時間】捕球した体勢が悪かった。捕球したときに投げる準備ができていなかった。何歩もステップした。
【第三の時間】山なりの送球をした。投げたコースがずれてしまった。
いつも監督やコーチが言っている「前に出ろ」「正面で捕れ」「しっかり投げろ」はこれら3つの時間を短くするためのアドバイスだったんですよ!
上級生はこの文章の意味を理解できると思いますので、自分のプレーの「3つの時間」をいつもチェックするよう心がけて下さい。だって「内野ゴロはアウトになるようにできている」のですから。
(2004年4月投稿)

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