2012/5/19 17:21
こういう時こそ、ゆとりが必要だ ラスト
●福岡出身のある芸人がまったく売れない。かれこれ三ヶ月仕事がないが、稽古と営業でアルバイトできない。
そこで新婚早々の奥さんが意を決して博多(中洲)のスナックで働くことになった。歌がたいへんお上手な奥さんの十八番は、お客と『浪花恋しぐれ』をデュエットすること。
男性客にこんな歌詞でうたってもらうそうだ。
・・芸のためなら女房も"中洲"、それがどうした文句があるか、・・
本当なら笑えない話だが、こうして笑いにかえられる人が最後に笑う。
●最近デタデタ.comの立ち上げやら、6月のロケ用の仕込みやら、未来企業会議やら、マンションの改装やら・・・・
本当に今後をどう切り盛りして、合理的に、なおかつ、会社の未来、5年、10年後の社員、スタッフ育成、事業計画ビジョンの設計におわれている。
いっぱいいっぱいになると、笑えなくなる。
しかし、艦長がそれではいけない。
余裕と自分の「流れ」に引き戻す間合いが必要だとこれまでずっと思ってきた。
●18才で単身アメリカに渡った櫻井社長(ネバダ観光)はアメリカ人のユーモアについて行けずに困った時期がある。
あるとき、西海岸のホテルに滞在していた櫻井さん。仕事を終えてエレベータに乗り込んだ。すでに老夫妻が乗っていたが、櫻井さんが乗ろうとした瞬間、ご婦人が右手を差し出して
「One dollar(1ドル)」
と言った。最初はびっくりしたがすぐにジョークだと分かった。だが何も言葉が出てこない。結局、無言のまま白けた空気が流れた。
先にエレベータを降りる老夫婦。ドアが閉まる瞬間にご婦人がこう言った。
「You have no humor sense」(つまらない人)
●私書箱を開設に行ったときも、隣の私書箱の人から話しかけられた。
「You are navorhood」(あなたは隣人だ)
そのときもニヤニヤするばかりで何も返せなかった。
●予期せぬひと言。しかも英語。そんなとき、とっさにジョークで切り返せるようになりたいと自分を鍛えた櫻井さん。
今では
「One dollar(1ドル)」と言われたら
「Enough? Cash only?」(それでいいの?現金払いだけですか?」と返せるようになった。
「You are navorhood」(あなたは隣人だ)に何と返すのかはお聞きしていないが。
●古今亭志ん生の『びんぼう自慢』(ちくま文庫)は、氏と夫人との大貧乏生活が描かれている。落語家として一人前になったのだからそれなりの収入はあるのだろうが、何しろ道楽に全部消えるから生活費がいつもない。
●初めての男の子が生まれたときも産婆さんに支払う謝礼がない。
生まれたばっかりのめでたい気分ながら、言いにくいセリフを言わねばならない。こういって謝る志ん生。
「実は、申しわけありませんが一文なしなんです。生まれちゃったものを、もとのとおりにするわけにはいかないでしょうから、ゼニのほうを待っていただけませんか」
●産婆さんもあきらめがいい。待ってくれた。
奥さんの財布をソーッとみたら、50銭ぐらいあったからそれを持って駅の近くで鯛焼きを買ってきた。
家へ飛んで帰って志ん生が産婆さんに番茶をいれながら「まぁ、ほんのお祝いのしるしに尾頭付きをめしあがってください」と鯛焼きを出した。
脇の下から汗が出るおもいだったというが、後々になってネタに使っているわけだから、どこかにゆとりがある。
●「中洲」にしろ「1 Dollar」にしろ「鯛焼きの尾頭付き」にしろ、極限に追い込まれた人が語る実話だからおもしろい。
そして、それがなつかしい逸話として語れるようになればそれでよし。
仮にそのまま人生が終わってしまってもそれでよし、という気持ちが大切だと思う。
まさに、今であるが、ゆとりは結局「勉強した結果の蓄積」であり、努力した場数の量とスキル。
基礎工事がしっかりしていないとダメなように、根っこから学ばないといけないことを忘れてはいけない。
0
そこで新婚早々の奥さんが意を決して博多(中洲)のスナックで働くことになった。歌がたいへんお上手な奥さんの十八番は、お客と『浪花恋しぐれ』をデュエットすること。
男性客にこんな歌詞でうたってもらうそうだ。
・・芸のためなら女房も"中洲"、それがどうした文句があるか、・・
本当なら笑えない話だが、こうして笑いにかえられる人が最後に笑う。
●最近デタデタ.comの立ち上げやら、6月のロケ用の仕込みやら、未来企業会議やら、マンションの改装やら・・・・
本当に今後をどう切り盛りして、合理的に、なおかつ、会社の未来、5年、10年後の社員、スタッフ育成、事業計画ビジョンの設計におわれている。
いっぱいいっぱいになると、笑えなくなる。
しかし、艦長がそれではいけない。
余裕と自分の「流れ」に引き戻す間合いが必要だとこれまでずっと思ってきた。
●18才で単身アメリカに渡った櫻井社長(ネバダ観光)はアメリカ人のユーモアについて行けずに困った時期がある。
あるとき、西海岸のホテルに滞在していた櫻井さん。仕事を終えてエレベータに乗り込んだ。すでに老夫妻が乗っていたが、櫻井さんが乗ろうとした瞬間、ご婦人が右手を差し出して
「One dollar(1ドル)」
と言った。最初はびっくりしたがすぐにジョークだと分かった。だが何も言葉が出てこない。結局、無言のまま白けた空気が流れた。
先にエレベータを降りる老夫婦。ドアが閉まる瞬間にご婦人がこう言った。
「You have no humor sense」(つまらない人)
●私書箱を開設に行ったときも、隣の私書箱の人から話しかけられた。
「You are navorhood」(あなたは隣人だ)
そのときもニヤニヤするばかりで何も返せなかった。
●予期せぬひと言。しかも英語。そんなとき、とっさにジョークで切り返せるようになりたいと自分を鍛えた櫻井さん。
今では
「One dollar(1ドル)」と言われたら
「Enough? Cash only?」(それでいいの?現金払いだけですか?」と返せるようになった。
「You are navorhood」(あなたは隣人だ)に何と返すのかはお聞きしていないが。
●古今亭志ん生の『びんぼう自慢』(ちくま文庫)は、氏と夫人との大貧乏生活が描かれている。落語家として一人前になったのだからそれなりの収入はあるのだろうが、何しろ道楽に全部消えるから生活費がいつもない。
●初めての男の子が生まれたときも産婆さんに支払う謝礼がない。
生まれたばっかりのめでたい気分ながら、言いにくいセリフを言わねばならない。こういって謝る志ん生。
「実は、申しわけありませんが一文なしなんです。生まれちゃったものを、もとのとおりにするわけにはいかないでしょうから、ゼニのほうを待っていただけませんか」
●産婆さんもあきらめがいい。待ってくれた。
奥さんの財布をソーッとみたら、50銭ぐらいあったからそれを持って駅の近くで鯛焼きを買ってきた。
家へ飛んで帰って志ん生が産婆さんに番茶をいれながら「まぁ、ほんのお祝いのしるしに尾頭付きをめしあがってください」と鯛焼きを出した。
脇の下から汗が出るおもいだったというが、後々になってネタに使っているわけだから、どこかにゆとりがある。
●「中洲」にしろ「1 Dollar」にしろ「鯛焼きの尾頭付き」にしろ、極限に追い込まれた人が語る実話だからおもしろい。
そして、それがなつかしい逸話として語れるようになればそれでよし。
仮にそのまま人生が終わってしまってもそれでよし、という気持ちが大切だと思う。
まさに、今であるが、ゆとりは結局「勉強した結果の蓄積」であり、努力した場数の量とスキル。
基礎工事がしっかりしていないとダメなように、根っこから学ばないといけないことを忘れてはいけない。


2012/5/19 0:52
miraikaigi ラスト
1.「“日本の未来”応援会議〜小さな企業が日本を変える〜
(“ちいさな企業”未来会議)」の青年会合及び女性会合を開催します
◆5月28日に、東京・サンシャインシティにおいて、若手・青年層、女性層の
活力発揮等について集中的に討議を行う青年会合及び女性会合を開催します。
http://www.chusho.meti.go.jp/miraikaigi/2012/0517MW.htm
……………………………………………………………………………………………
2.「“日本の未来”応援会議〜小さな企業が日本を変える〜
(“ちいさな企業”未来会議)」の第三回ワーキンググループを開催
しました
◆5月16日に次代を担う若手・青年層、女性層の活力の発揮、「地域」の中
の中小・小規模企業(商店街等)について集中的に討議を行う第三回ワーキン
ググループを開催しました。
資料と当日の模様(写真)をサイトに掲載しましたので、是非ご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/miraikaigi/index.htm
また、近日中に本会議の模様は、ニコニコチャンネルサイトにて、動画の
公開を行います。是非ご覧下さい。
……………………………………………………………………………………………
3.「“日本の未来”応援会議〜小さな企業が日本を変える〜
(“ちいさな企業”未来会議)」地方会議を開催しています
◆中小・小規模企業の経営力・活力の向上に向けた議論を行うに際し、東京に
おける会議のみならず、地方の隅々にいたる中小・小規模企業の皆様のご意見
を幅広く伺うため、「地方会議」を開催しています。
現在、以下の地方会議の参加者を募集しています。
・5月26日(土)14:00〜16:00 多摩職業能力開発センター(東京都昭島市)
・5月27日(日)13:30〜15:30 静岡県総合研修所もくせい会館(静岡市葵区)
・5月27日(日)14:00〜16:00 鹿児島市役所(鹿児島県鹿児島市)
・5月28日(月)13:30〜15:30 福岡商工会議所(福岡市博多区)
・5月29日(火)14:00〜16:00 クロステン十日町(新潟県十日町市)
・5月30日(水)13:30〜15:30 桃源会館(山梨県南アルプス市)
詳しくは、以下サイトをご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/miraikaigi/2012/0319.htm
また、岡山県や東京都荒川区では、未来会議の趣旨に賛同いただき、自治体や
商工団体が主体となって同様の会議を開催することを決定しました。
http://www.chusho.meti.go.jp/miraikaigi/0509new.htm
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
◇◇◇ご意見・ご提案等の受付◇◇◇
◆「“日本の未来”応援会議〜小さな企業が日本を変える〜
(“ちいさな企業”未来会議)」では、以下の専用メールアドレスにて、皆
様からのご意見・ご提案を募集しています。是非、ご活用下さい。
mirai-kaigi@meti.go.jp
0
(“ちいさな企業”未来会議)」の青年会合及び女性会合を開催します
◆5月28日に、東京・サンシャインシティにおいて、若手・青年層、女性層の
活力発揮等について集中的に討議を行う青年会合及び女性会合を開催します。
http://www.chusho.meti.go.jp/miraikaigi/2012/0517MW.htm
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2.「“日本の未来”応援会議〜小さな企業が日本を変える〜
(“ちいさな企業”未来会議)」の第三回ワーキンググループを開催
しました
◆5月16日に次代を担う若手・青年層、女性層の活力の発揮、「地域」の中
の中小・小規模企業(商店街等)について集中的に討議を行う第三回ワーキン
ググループを開催しました。
資料と当日の模様(写真)をサイトに掲載しましたので、是非ご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/miraikaigi/index.htm
また、近日中に本会議の模様は、ニコニコチャンネルサイトにて、動画の
公開を行います。是非ご覧下さい。
……………………………………………………………………………………………
3.「“日本の未来”応援会議〜小さな企業が日本を変える〜
(“ちいさな企業”未来会議)」地方会議を開催しています
◆中小・小規模企業の経営力・活力の向上に向けた議論を行うに際し、東京に
おける会議のみならず、地方の隅々にいたる中小・小規模企業の皆様のご意見
を幅広く伺うため、「地方会議」を開催しています。
現在、以下の地方会議の参加者を募集しています。
・5月26日(土)14:00〜16:00 多摩職業能力開発センター(東京都昭島市)
・5月27日(日)13:30〜15:30 静岡県総合研修所もくせい会館(静岡市葵区)
・5月27日(日)14:00〜16:00 鹿児島市役所(鹿児島県鹿児島市)
・5月28日(月)13:30〜15:30 福岡商工会議所(福岡市博多区)
・5月29日(火)14:00〜16:00 クロステン十日町(新潟県十日町市)
・5月30日(水)13:30〜15:30 桃源会館(山梨県南アルプス市)
詳しくは、以下サイトをご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/miraikaigi/2012/0319.htm
また、岡山県や東京都荒川区では、未来会議の趣旨に賛同いただき、自治体や
商工団体が主体となって同様の会議を開催することを決定しました。
http://www.chusho.meti.go.jp/miraikaigi/0509new.htm
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◇◇◇ご意見・ご提案等の受付◇◇◇
◆「“日本の未来”応援会議〜小さな企業が日本を変える〜
(“ちいさな企業”未来会議)」では、以下の専用メールアドレスにて、皆
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