一人静かに時間を過ごす・・・そんなことはなかなか出来ない。さみしい生き物ですよ。男ってやつは・・・愛媛・松山から流れてたどり着いたのだ!

2019/2/5  23:05

定年延長は安全対策とセットで  ラスト


●1980年代、会社の定年は55歳だった。
ある年の正月、当時30代だった私に親戚のおじさんがこう言ったのを覚えている。
「おじさんも今年53歳だ。再来年には定年になる。何をすべきかまだ決まってないんだよ。いいなぁ、信行君は、まだ時間があるから」
ため息をつくおじさんに「おじさんは若いので何でもできるでしょ」と言うと、おじさんは「50を過ぎた鋳物工場の作業員なんか誰も雇ってはくれんさ」と言い、正月早々やけ酒を飲んでいた。
結局おじさんは定年まで働いたあと、鋳物の商社をつくって69歳で亡くなるまで元気に働いていた。

●安倍総理は定年を70歳にしようとしている。今だったら親戚のおじさんは定年まで働けたわけだ。
社員の高齢化がすすんでいる。職場での安全対策や健康チェックなどの対策が必要になる。

●厚生労働省では高齢者をつかう企業にむけてこんなマニュアルを配布して注意を喚起している。

★『高年齢労働者に配慮した職場改善マニュアル』
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/0903-1a.pdf

必要な方はダウンロードし活用しよう。

●高齢者だけが注意喚起の対象ではない。
経費削減の一環で一人作業の機会が増えている。
万一のことがあったとき作業者の安全に問題がおきる。体調急変、転倒や怪我などがあっても誰も異変に気づかず、本人も異常を伝えることができないと大問題になる。

●昨年発売された「Apple Watch Series 4」は、着用者が転倒した場合、そのことを検知し緊急通報サービスに連絡する機能が付いており、65歳以上の利用者はその機能が標準で「オン」になっている。

●最近、ノルウェーに住む67歳の男性が、夜中に自宅のトイレで転倒し、その場で失神した。スマホを持っておらず助けを求められる状態ではなかったが、Apple Watchの転倒検出機能が役立った。

●Apple Watchは、激しい転倒に見舞われたときバイブレーションと警告音でユーザーに呼びかけを行う。画面に「ひどく転倒されたようです」という確認画面が表示される。利用者が「大丈夫です」のボタンを押せば問題ないが、1分間放置すれば着用者の位置情報を添えて、緊急連絡先に宛てて送信される機能だ。ノルウェーの男性はそれによって一命をとりとめた。

●あるビルメンテナンスの会社では24時間体制で契約者をサポートしている。深夜でも異常があれば社員が出動し処置をする。そのときは、社員一人で対応するわけだ。

●深夜、現場で何が起きるかわからない。全員にApple Watchを持たせる選択肢もあったが、この会社では転倒センサー「Me マモーレ」(みまもーれ)を導入した。身を守れ、という語呂合わせだろう。
Bluetooth発信器とスマホの通信機能の組合せで異常を通報することができる。
転倒センサー以外に、ボタンを押せば手動で異常が伝えられることから女性や幼児にも使って欲しいとメーカーは呼びかけている。

★Me マモーレ
https://www.takex-eng.co.jp/ja/products/item/8512/

高齢者や一人作業者がいる会社ではこれらの安全対策が必要になってきている。


何より、高齢労働者自身も(高齢者以外にも言えることだが)健康自己管理、特に「高血圧」など血管疾患を起こしやすい人の禁酒禁煙、通院管理などは言うまでもない。
自己管理放棄するのであれば、それは契約に盛り込まなくてはいけないし、思いのままに生きるのであれば、それは自由なのであるから、職場に迷惑がかかる生き方を押さえないと横暴である。

昨今、たやすく定年延長を「一億総活躍」とか「老人パワー」とか政府は躍起だが、リスクマネジメントを会社に押し付けるだけではいけないと思う。

長く働く、働けることは生きがいにもなるしいいことだ。僕もそうありたい。

それをガイドライン化することが追い付いていない社会構造改革は急務という印象だ。


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