今日は
中山の鎮守さまの祭礼の日であった。
お盆には、各地ムラの鎮守さまの祭礼がよく見られる。神さまのお祭りにはほぼ決まった日があるのだが、氏子 つまりお祭りをする側の都合で、本来のおまつり日を変更する場合を見かけることがある。
中山神社の場合はどうなのか?。古いことは小生にわからないのだが、お盆の16日は 何か都合に合わせた日の感じもする。
中山神社も さんご山にあった。観音さまと、ほぼ近い山腹に鎮座していたのである。ところが10.23地震の損壊で やむなく取り壊しとなって、祭礼神事は中山集会所でとりおこなわれた。

中山神社は川合神社の宮司さまの管轄下にある。宮司さまの祝詞奏上と、参詣のムラの人たちの玉ぐし奉納などの神事がすすめられて、その後に直会となる。

直会は神供のお神酒を、一同でいただくことである。つまり皆で神さまと同じものを飲食することで、一味同心となることであろうか。
今日のお神酒は地酒の「天神囃子」である。土地に伝わる祝い謡の「
天神ばやし」は、皆で気持ちをあわせ、力を合わせて頑張ろうというときに唱和する歌である。伝承がとぎれて、今日の場では歌声にならなかったが、「天神ばやしで頑張ろうや」の 誰かの声があった。
中山神社には、大きな課題がひかえている。ここで地区の総代さんの挨拶となる。地震で壊れた
神社の再建の決意と、皆で協力を・・・ と云うことであった。
一味同心が試されるときなのである。
ムラの役員の人たちを中心にして、神社再建に取組まねばならないのだが、小生は役員世代をすでに引退している。
建物としての神社再建は、現役役員の努力をお願いしなければならないが、
鎮守さまとムラのかかわりはどんなことなのかと、そのところを確かめて 再構築を考えるのが、引退世代の役割かなと思いながら お神酒を頂戴した。


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