●虹の子は、JAMET(NPO法人日本ムーブメント教育・療法協会)北海道支部としてムーブメント教育・療法を紹介しながら、子どもたちの発達支援、ご家族の子育て支援を目指した療育活動や余暇活動を提供しています。 ●これまでの活動では、北海道真駒内養護学校相談支援部、石狩市こども発達支援センター、北広島市手をつなぐ障がい児者親の会「りんごクラブ」、北広島市子育てサークル「ムーブメント・レインボー」、えべつ子ども支援サークル「にじのこ」、北海道クリスチャンセンター福祉家庭相談室、岩内町障がい児親の会「ぶどうの会」、余市町教育委員会ウィークエンドサークル事業、北海道室蘭養護学校PTA親子レクリエーション活動などとのコラボレーションで、ムーブメント教育・療法活動を計画実施して参りました。その他各地での出前活動、研修会の開催などもしていますので、お気軽にお問い合わせください。

2009/9/23

虹の子 in クリスチャンセンター  活動の様子(プログラム)について

クリックすると元のサイズで表示します

虹9月19日(土)、JR札幌駅にほど近い北海道クリスチャンセンターで行われた、北海道クリスチャンセンター福祉会・家庭福祉相談室の「家族の集い」にて、ご参加の皆さんにムーブメント遊びを楽しんでいただきました。この会には昨年もお招きいただき、小学校入学前のたくさんの幼児さんとご家族に、ムーブメント遊びを体験していただきました。このようにして回を重ねて、この活動の良さを味わっていただけること、心から嬉しく思います。相談室の先生方のご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。来月は、スタッフの皆さんがムーブメント教育・療法について理論的に学びたい、ということで研修会も計画されています。ご期待に応えられるよう、実技を交えながらの理論研修会を企画したいと思います。
 では、19日のプログラムは続きをご覧ください。


クリックすると元のサイズで表示します

【フリームーブメント】
虹カラフルな遊具を用意して、子どもたちが自由に遊べる環境を設定します。初めての子どもたちも多いので、会場やスタッフに慣れながら、活動しやすい気持ちになってくれることをねらいとした活動です。
 プールスティック、ペットボトル、ロープなどを数多く準備して、一人ひとりが満足するだけ扱えるように配慮しています。子どもたちの自由な発想で遊びが出来上がったり、周りの大人の活動を見よう見まねで楽しんだり、いろいろな姿を見ることができます。子どもたちの自発的な動きを観察することで、発達段階や行動特性を知ることもできます。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

【パラシュート遊び @】
虹パラシュートをみんなで動かして、風船を舞い上げたり、パラシュートを飛ばしたりして、楽しみました。
 よちよち歩きのお子さんから、自由に飛びまわれるお子さんまで、実態の幅が広かったので、シンプルな集団行動にチャレンジしてみました。合図に対しての反応が揃いませんが、一人ひとりのペースでパラシュートにかかわることができ、全員で活動する雰囲気を感じることができていたと思います。
 社会性の発達段階としては、周りが何をしているのか意識できることが大切なので、大きなパラシュートの動きを通じて、周りの人の声や動きがシンクロする様子を見ているだけでも、重要な刺激をキャッチする良い体験になります。

クリックすると元のサイズで表示します

【パラシュート遊び A】
虹パラシュートに乗って、回転や揺れの動きを楽しみました。大人が大勢いる時には、スピードや方向の変化が作りやすいので、子どもたちの楽しさも倍増です。年齢の幼い子には、「右、左、速い、遅い」などのことばの意味が理解できない場合もあります。遊園地の乗り物を楽しむように、回転や揺れの動きを感じながら、繰り返し聞こえる「方向や速度」を示すことばを、楽しさとセットで記憶していきます。「反対」という言葉で逆回転したり、ベルが2回鳴ったら速くなったりする楽しい体験が、聴覚刺激に集中する良い機会になります。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

【ビーンズバッグ遊び】
虹パラシュートの周りに座り、輪になって歌遊びをしました。「ひげ爺さん」の替え歌で、手に持ったビーンズバッグを右へ、左へ、と手渡していく活動です。歌が終わったときに頭の上にビーンズバッグを載せ、指定された色の人はみんなの後ろを走って周り、違う場所へ移動して座ります。
 今回は小さな子が多かったので、指示に反応しているのは一緒に座っている保護者でしたが、ゆっくりと繰り返し活動することで、合図と活動の組み合わせが伝わっていきます。少し理解できる段階の子どもたちは、次に受け取るビーンズバッグの色や、誰が移動しなければならないかなど、この遊びのルールを楽しむことができるようになります。この遊びを通して、「視覚・聴覚」と「運動」が目的を持って活用されます。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

虹歌遊びが終わったら、ビーンズバッグを頭に載せたままで、指定された床の丸印まで移動して、お辞儀をするように印の中へ落とします。自分には見えない体の部位も意識して動かすことで、バランスの良い身体意識が育っていきます。

クリックすると元のサイズで表示します

【ファンタジー・ムーブメント】
虹小さなパラシュートを利用して、子どもたちにカラーボールを舞いあがらせる「ポップコーン」という遊びに挑戦しました。でも「両手で握る」や「テンポよく両腕を上下する」など、体の左右をバランスよく動かす能力や聴覚刺激と体の動きを連動させる能力がまだ未熟な段階なので、すぐにボールをこぼしてしまいました。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

虹ファンタジックな風景を楽しむために、「ポップコーン」を選びましたが、「造形遊び」に切り替えました。一人遊びの段階から集団遊びの段階へと移行していく発達段階なので、自分のペースで遊びながら、周りの人とのかかわりを意識できる設定がちょうどよいと判断したからです。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

【社会性の発達段階】
虹同じスペースにいても、集団に入ることが苦手な子も多くいます。広い会場であれば、集団から少し離れた場所を選んで活動することも可能です。大人を相手にならコミュニケートできるのであれば、ゆったりと1:1のかかわりを楽しむことが、社会性の芽生えを育てる良い環境といえるでしょう。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

虹回を重ねるうちに、他の人たちの動きが視界に入ることで、興味を持ったり、感じたことのない刺激を受けることも考えられます。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

虹そういう意味で、ムーブメント遊びの様々な設定の柔軟性は、子どもたちの個々の特性に配慮しやすく、集団活動としての意識も育てやすいと言えるでしょう。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

【走行ムーブメント】
虹ムーブメント遊びで大切にしている「動きを引き出す」というねらいは、いろいろな遊具を利用することで可能性を広げます。この走行ムーブメントでは、「移動する」動きを基本に、グループにわかれて行いました。自分のチームカラーを意識してコースを間違えないことも、基本的な情報処理能力です。
 スペースマットでは「よつばい」歩き、ロープでは「細かい曲線通りに踏み外さずに」前進、リングでは「両足」飛び、さいごにウレタンマットで「高く」跳ぶという短いコース設定です。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

虹造形的で創造性を楽しむムーブメント遊びでは、「見立て遊び」や「感触遊び」などに没頭する姿がみられますが、走行ムーブメントでは、視覚と運動を直結する活動が楽しめ、さらに他者との比較や競争なども生じます。
 ムーブメント遊びでは、ほとんど勝敗を争うような活動をしませんが、成長過程において「他者と自分の活動を比較する」意識は、当然育っていきます。「より速く、よりうまく」という自己目標に向かって意欲が高まり、身体意識も高まります。
 また、自閉傾向の強いお子さんには、「始めと終わり」のはっきりした活動であり、「遊具と動き」の組み合わせに見通しを持って取り組みやすい活動といえるでしょう。

クリックすると元のサイズで表示します

【終わりのプログラム】
虹『さいごに「わっしょい」をします。』と告げると、たいていの子は期待に目を輝かせます。ムーブメント遊びの最後には、いつもパラシュートを利用したトランポリン遊びをしますが、子どもたちはそのことをよく覚えていて、「これでおしまい」という見通しと、満足感を得ることができるようです。今回も事故なく、ゆったり楽しく、ムーブメント遊びを終了することができました。
 参加者からの感想などいただけると、うれしいです。
1



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ