2007/1/28

栗沢の四季  
 平成4年、栗沢町は開基百年を迎えた。そして栗沢太鼓も十周年の記念の年となる。この記念の年に向かって様々な企画が練られた。まずは大締太鼓の購入であった。栗沢太鼓にはその頃100万円の積立金があった。この資金と後援会・町の助成を受けて道内で最大の太鼓を作成することになる。(しかし、まもなく二番目になったが。)私は先生に開基百年を記念した本格的な曲の作成を依頼した。栗沢の一年を表現した「栗沢の四季 春夏秋冬」という曲であった。制作開始から目標としていた百年式典まで丸一年をかけての大プロジェクトであった。
 未知の難解なリズムが次々に作り出された。構成も複雑となる。助けとなったのはリズム感のいい小学生のメンバー達だった。オジサン組みはリズム習得に四苦八苦であった。完成も終盤の頃、大きな問題と直面する。それは時間の問題である。あまりにも本格的となり20分にもなる曲となったからであった。町の式典担当者からは確か5〜6分といわれたと思う。短縮に短縮して12分となりやっと式典での演奏許可が下りたのであった。この長さの曲はその後も足かせとなった。しかし、この長い曲が後に大きな働きとなる。それは遠くアメリカの大地でである。
 この長さゆえ「栗沢の四季」の演奏が閉ざされた。「栗沢の四季」はお蔵入りしてしまう。日の目を見たのはその後何年もあとのことである。キャンビーで太鼓を・・という夢が栗沢太鼓の中で芽生える。そして積み立ても開始された。しかしキャンビーで公演を行うためには少なくても一時間以上を消化できる演奏曲を持たないと開催することは出来ない。私はキャンビー公演開催をこの曲の復刻にかけたのである。VTRを駆使し、みんなで意見を出し合いながら新しい「栗沢の四季」の復刻に取り組んだ。新しくした点は、20分に及び途中交代していた前曲を一人の打ち手で打ち終えることが出来ること、そして時間を短縮して演奏の機会が増えるようにすることであった。曲は15分ぐらいに短縮され、そしてこの曲は生まれ変わり栗沢太鼓の演奏曲に再び戻ってきたのである。そしてこの曲の復刻によりキャンビーでの太鼓公演が実現するのである。
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