2014/10/29
弟に教えてあげたのだ〜
「弟よ、兄ちゃんのこと、見てごらん。」
「うん?」
「こうやって ベランダに出入りするんだよ。」
「……」

「いくぞ〜。よく見てろよ。」
「……」

「鼻先で このあたりをグイッと押すんだ。
ガーンとやると痛いから そっと押すんだぞ。」

「そしたら、体を通していくんだ。
しっぽが挟まれることがあるけれど……

その時は そっと抜いていけばいいんだ。
大丈夫さ 全然痛くないからね。

おうちに入りたくなったら、
今の逆をやればいいのさ。
簡単だろ?」
「……」
「やってみるか?」

「おい!
ママの足元で寝てる場合じゃないぞ!
兄ちゃんが体を張って
一生懸命教えてあげたというのに……。」
「……」
弟には ここを通り抜けたいという意思がないらしい。
完全なインドア派である。
「うん?」
「こうやって ベランダに出入りするんだよ。」
「……」

「いくぞ〜。よく見てろよ。」
「……」

「鼻先で このあたりをグイッと押すんだ。
ガーンとやると痛いから そっと押すんだぞ。」

「そしたら、体を通していくんだ。
しっぽが挟まれることがあるけれど……

その時は そっと抜いていけばいいんだ。
大丈夫さ 全然痛くないからね。

おうちに入りたくなったら、
今の逆をやればいいのさ。
簡単だろ?」
「……」
「やってみるか?」

「おい!
ママの足元で寝てる場合じゃないぞ!
兄ちゃんが体を張って
一生懸命教えてあげたというのに……。」
「……」
弟には ここを通り抜けたいという意思がないらしい。
完全なインドア派である。