お稲荷さんは日本人にとっては馴染み深いものかもしれません。
よくデパートの屋上や企業や個人の家の敷地内に赤い鳥居や祠が祀られているのを目にします。
狐は「眷族(けんぞく)」と言って神ではなく、神の使いであると言われてはいますが、実際には狐を神として祀っているところが大半でしょう。
神であれ、眷族であれ、狐を祀っていることには変りありません。
お稲荷さんは本来、豊穣をもたらす神として祀られていたものが、後に商売繁盛の神として祀られるようになったようです。
江戸時代には江戸に多い物として「火事 喧嘩 伊勢屋 稲荷に犬の糞」という流行言葉があったようですが、あまりありがたいもののようには聞こえませんね。
ところで、日本における戦後の教派神道と言われる宗教は、大本(おおもと)教が大体元となって、次々と分派していったようです。
日月神示(ひつきしんじ)で有名な岡本天明、世界救世教、世界真光文明教団、崇教真光、谷口正春の生長の家、矢野祐太郎の神政竜神会、合気道の植芝盛平などです。
この大本教の開祖、出口ナオと娘婿の出口王仁三郎(おにざぶろう)はもともと稲荷講(2月の初午の前後に近所の人々が一軒の家に集まり、お稲荷様を祀ってごちそうを食べる稲荷講が、市内ほぼ全域にわたって昔は行われていました。家によっては屋敷稲荷といって自分の庭にお稲荷様をまつり、子供の夜泣きや風邪などの病気が治るようにお参りする家もあります。毎日、お供え物をして、治ったらそのお礼に今まで以上のお供え物をしたりしました。)の講員でした。
出口ナオはある日突然、神憑(かみがか)りとなり、自動書記をするようになりました。
出口王仁三郎もまた、神憑かって未来予言を行うなど、霊的な現象を見せて、人々を惹きつけました。
キツネ・・・昔から人を化かすと言われています。
キツネに憑依されると、様々な「霊的」と言われる現象が起きます。
未来予言、自動書記、霊視、霊聴・・・。
キツネにとり憑かれたら、最後は完全にキツネに支配され、その人の自由意志は全く無くなり、キツネの言う通りに動かされる羽目に陥ります。
大体、最後は憐れな死に方をさせられてしまいます。
現代の新興宗教の教祖や霊能者、占い師が、何か霊的なことをやっているとしたら・・・それは間違いなく、キツネ様がその人にとり憑いています!
出口ナオ、王仁三郎の大本教に始まって、そこから分派していった多くの新興宗教は、キツネが次々と飛び火して広まっていったものなのです。
キツネは簡単に増殖します。
キツネにとり憑かれた人に関わると、貴方にも飛んできますよ!
お気をつけ下さい。
http://www2.tba.t-com.ne.jp./onmyoukai/newpage109.html


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